みつばちレストランにて養蜂中の3群の巣箱内部に設置した温度計の測定結果。
育児圏あるいは女王蜂が居る場所を測定をしたかったが、
温度計は固定した場所に設置してあるので、
巣板の成長に合わせて測定位置を移動する事はできなかった。
結果として育児圏よりも上の場所の温度を計測した。
従って、育児圏(女王蜂)の温度はグラフよりも上であった事が想像される。
全期間での気温と3群平均の温度差は7.2℃であった。
グラフを見て感じた事は丸洞巣箱が人が棲むパッシブソーラーハウスの特徴に似ているようだ。
初日の12月7日は晴天ではあったものの、12月6日以前は曇りから小雨で日照が得られなかった事で巣箱内(測定位置)の温度は期待していた温度に達していなかった。
これからも悪天候が続けば同様の温度を示すと思われる。
丸洞の材料は杉だが、相当乾燥してはいるものの丸洞杉内部には水分がいくらかため込んでいる。
水は蓄熱材なので、杉板と基礎材料あるいは地面が蓄熱材とも言える。
また、貯蜜の蜜も蓄熱材の役目をしていると思う。
温度測定の位置については下の日記にすでに記載したので重複は避ける。
また、日中は採蜜(採花粉)に出かけている蜂が多く、内部で蓄熱作業に参加する蜂が減る事から測定位置での温度が低下している事が見受けられる。
夜間には全員が帰巣しているので、気温が減少傾向にあっても測定温度は逆に上昇している。
早朝の寒い時刻では気温との差が3群平均で20℃ほど高くなっている。
これで冬に於ける巣箱内内部温度観察としてデーター保存する。
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冬、日本みつばちが発熱した熱を逃がさない工夫は大切だと思う。