今日からしばらく晴天が続く。
気温も放射冷却で朝は冷えてくる。
やっと冬らしい季節になった。
冬の巣箱内温度のデーターは過去、記録されていないので今回観察する。
今日の千葉県の予想温度は下の水色線。
まだ、零度を下る事はない。
空の丸洞が赤、朝の内寒い時は外気温の少し上にある。
空の丸洞(赤)は発熱体としての群が居ないので温度変化は気温と太陽の直射に影響される。
気温曲線に比べて遅効性で穏やかなカーブを描くだろう。
上の方の3色曲線は営巣中の3群。気温の上昇をわずかに受けてゆっくりした遅効性を表すと思う。
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日没後に気温が下がってきているのにも関わらず、丸洞の温度計はどんどん上がって行く。
帰巣した働きバチは育児圏を発熱させる作業をおこなっているのであろう。
群の発熱は巣箱内の全ての蓄熱材を温めパッシブソーラーハウスのようになっていると思う。
これからの推移は日照による温度上昇を半日遅れで影響してくると思う。
尚、丸洞の最低温度が12月7日では17℃位だが、晴天が続けば丸洞の最低温度平均は
一定の所までは上がって行くだろう。
グラフは3日間のまとめ
空の丸洞の温度計は北側に天井から15cm下辺りで観察する(温度計は画像の裏側)。
写っている温度計は中間的な高さにある。 過去の観察では温度の違いはほとんどない。
白樫群(乱暴に放りこんだ群)の温度計は虚無僧丸洞の下に写っている。
今朝の3時前では17℃だった。気温より13℃も高いので合格。
先日の2022年11月21日に内部撮影した時点では虚無僧内部は盛り上げ巣で、今日の温度測定はその下になっている。女王バチの位置より高い位置で測定する事になる。
盛り上げ巣の辺りに本日は蜂がいるのか居ないのか分からない。
この当たりは17℃前後だと思う。 スムシが繁殖する温度の下限?
ウワミズザクラ群(元三女群)の温度計は天井から13cm位下の所。
温度計のしの竹が飛び出して写っている。
この群は3代目跡取り群なので、内部は苦戦していると思う。
鉄線の閉めが甘く、あちこちに隙間が出来てしまった。
先日の内検でオオスズメバチの亡骸が3頭発見。
今朝3時の温度計は12.5℃。
女王バチは三女群のラベルの少し上辺りと思う。
今年の11月21日に撮影したもの。
この群は来春に分蜂後に蜂を追い出して、巣箱は使用しない予定。
上の方の内部温度が12.5℃でちょっと低いと思う。
案外、これで正常なのかも知れない。
クヌギ群(秋入居群の跡取り群)
今朝の温度計は16.5℃ 測定位置は天井から20cmほど下。
今年の11月21日の内部。
カブトムシとオオスズメバチに煩わされたにも関わらず上手く行っている。
これも跡取り群。
この3群の越冬・分蜂が成功しないと来年の養蜂は寂しいものになる。