巣板の成長抑制のために じゃま板を設置したのは 昨年の11/05、撤去したのは 12/19 でした。 その後の巣門枠内の状態は 午後~夕方は以下のような感じで、蜂球下端は底板に着きそうなところまで下がっています。
ただこれは巣板の先端もどんどん伸びて、蜂さん達がスペースが無くて困っている訳ではなく、➀出掛けたり帰還した外勤蜂さんに 底板と巣板を結ぶルートを提供しています。 また、(これはあくまでも私見ですが) ②巣箱内に形成される蜂球は、「多重網構造」で 分蜂蜂球と全く同じなことから、分蜂を遂げるまでの間、巣箱内で 基本形を造ったり、大きさや形を変えてみたり、強く肢を引っ張るなど、トレーニングを積んでいる(巣箱内で活動している)ように思えます。〔分蜂本番で 成功裏に蜂球を形成・維持できるように〕
12~1月は 産卵・育児がわずかで巣板を伸ばす必要がないので、恐らくこの群の巣板も伸びていないと想像していました。 巣板の下端位置を確認するのに ブロアーを当てては 「虐待」 になってしまうので、オリジナルの方法でチェックしてみました。
これは手の平で下から優しく蜂球を包むようにして、巣板の向きに揺らして、蜂さんの動きや手の感触で大まかな位置を推測します。 【これはまだ信頼関係が構築されていない群では やらない方がいいです!】
今回のチェックでは、巣板下端は巣門枠の上端位置という結果で、巣板は2ヵ月間ほど伸びていないようです。 (奥側の遅れていた巣板は多少伸びてきたはずです。)
また、たまには底板を掃除してあげようと 底板を抜いて扉を開けたままにしておいたら、以下のように蜂球を形成していたちびっ娘達は、巣板のある4段目に退避していました。 ⇒ 確かに巣門枠内には巣板はありませんでした。
来月中旬には 巣板が伸び始め、産卵・育児が活発になることを願っています。
尚、怖れるのは「アカリンダニ」ですが、これまでのところ 蜂さん達には 『メントール』と『ショートニング』を捧げ、神様には 『祈り』を捧げています。
また、「じゃま板」は早めに撤去して正解でした。 巣板の造巣抑制効果はありますが、ちびっ娘達による蜂球形成・維持トレーニングには 本当に“じゃま”ですから、それが無くて 変幻自在に形を変えています。