バリ島にあるチュルクは金銀細工で有名な村です。ウブドの王宮が近いこともあり、昔から銅を加工して祭壇で使われる道具を作る職人が多かったそうです。オランダ商人との取引が始まり、銀貨を手にしたバリ人が銅よりも美しく輝く銀を加工し始めたのが金銀細工の始まりだそうです。
日本人の友人が営むサヌールにあるシルバージュエリーのお店で自分がデザインしたミツバチジュエリーを作りました。
まず最初に銀と銅をバナーを使って1400度で溶かしました。シルバ−950(テイファニーのシルバー925よりシルバーが多いので柔らかく加工しやすい)の銀板を作ります。
2mmぐらいに伸ばしてから、巣板の型紙を貼り、削ります。
バナーで温め、少しずつ丸め、冷やすを繰り返して形を整えます。刀作りと同じで金属は熱を加えて、冷やすを繰り返すと強くなるそうです。2匹の蜂は出来合いのものを使用。中に娘の誕生石であるガーネットを入れて仕上げました。それぞれの工程を試させてもらいましたが、95%は14歳からチュルク村で銀細工の修業をしたプロの職人にお任せ。期待以上の出来だったので、これからもミツバチジュエリーをデザインして、自分のブランドを立ち上げようか・・・なんて、考えている年の瀬です。ちなみに、これは娘への今年のクリスマスプレゼントです。
Merry Christmas & Happy New Year to Bee Lovers in the World !