花粉をつけている子を見てないなぁと気づいたので、ドアを開けてみると数が激減。昨年9月に似た状況になった時は救いの砂糖水で回復したのですが、今回は砂糖水の中で力尽きた子たち発見するなど、前回とは異なる状況が続きました。1週間ぐらいは砂糖水を足すたびに数匹は巣の間から出てきたので、希望を持ちつつ見守っていましたが、ついに一匹もいなくなりました。Yan師匠は最初に写真を送った時に「もしかしたら女王蜂がいないかもしれない」と言っていました。
反対側の戸を開けると、真新しい巣板がありました。随分、頑張って巣板を作っていたのになぜ逃去するのでしょう。
椰子組の方も、外に出ている防衛隊の数が減ってきたので、ドアを開けてみるとこちらも数が激減。即、砂糖水をあげると、毎日、お皿の周りで待つようになりました。これは蜜源が少ないということだろうか。実は異常気象が続いています。通常なら10月ごろから雨が増え、12月から2月は雨季本番で毎日のように雨が数時間降るのに、今年は滅多に降りません。こんなに雨が少ないのは2011年に私が住み始めてから、初めてのことです。
こちらが椰子組の現在の写真です。花粉をつけて戻ってくる子は見かけません。竹組同様、大半が女王蜂と逃去してしまっていたなら・・・残りの働き蜂は生まれて日が浅いのか?新しい女王蜂を育てることができるのか?スズメバチがうろついているのを見ると、少ない蜂数で防衛できるのか?毎日、心配しています。
我家の周りの開発はコロナ後にさらに拍車がかかり、「お店やレストランが増えた便利さ」と引き換えに、「のんびりとした田園」がなくなりつつあります。蜜源が少なくなっているのは確かです。加えて、昨年秋から少しずつ始まった隣家(400坪余の敷地にあったバリ風古民家とプール)の解体工事に、年明けからショベルカーが使われ、騒音と振動が3週間近く続きました。竹組さんの逃去はこれが影響したのかもしれません。ミツバチに促されたわけではありませんが、最近、連れ合いと終の住処は日本の田舎がいいかもしれないと・・・どこにしようか夢を膨らませています。南国に長居したので、温暖な九州、四国、中国地方はどうかなんて、真剣に検討し始めました。