投稿日:8/8 18:31
ミツバチの観察を始めてから5年余りですが、群ごとの習性なのか、それとも環境に対応した行動なのか・・・思いを巡らしていました。
習性説
1)自然巣(ハリボテ岩)とこの群から分蜂した2つ群、ヤシ組と竹組(逃去して今は居ないけど)は巣の戸の所にいつも20−30匹ぐらいの働き蜂がいたのですが、今庭にいる群(Book組)は2−3匹が通常です。
2)Book組は巣箱に強制移動した直後も砂糖水には手をつけませんでしたが、雨季に花粉を運べず数を減らしても、巣箱に入れた砂糖水に手をつけません。前の2群は毎日足さなくてはいけない程、ゴクゴク飲んでいました。
この時点では群れごとの習性があるんだなぁと思っていました。
が、事件勃発・・1週間ほど前にBook組の巣の周りが急に騒がしくなりました。大スズメバチがウロウロしています。ミツバチ達が巣箱から出てきて、その数がどんどん増えてきました。
環境要因説
ついに熱殺蜂球。やっつけた後、数時間は警戒態勢を崩しませんでしたが、日に日に外で待機する蜂娘は減ってきました。
そして、昨日、2度目の襲来、ウロウロさせずに巣箱の右側、速攻で蜂球を作り退治!あっぱれ🐝この群は強い!
ここが狩場だと断定されたら、頻繁に襲撃されると察したにBook組、2回目は間髪を入れずアタック!
ハリボテ群とヤシ組、竹組の巣の周りにはスズメバチが1−2匹飛んでいたので、常に応戦体制にあったと推測できます。我庭はスズメバチの狩場だったのではないでしょうか。
2024年1月の逃去後、9ヶ月間この庭にはミツバチの巣がありませんでした。ですから、Book組は狩場じゃなくなった庭で見張り役を立てなくても、じっくりと巣を成長させることができました。一度、狩場になると多くの蜂が常に臨戦体制を敷く必要があります。継続的に犠牲を出すよりかは、一気に仕留めて狩場にならない選択をしたのではないでしょうか。
この事件を機に、習性説よりも環境要因説の方が正しいのではと考えるようになりました。
みなさん、どう思われますか。
インドネシア、バリ島在住。2022年8月からニホンミツバチと同種の東洋ミツバチ(Apis cerana)を観察するようになりました。庭の木(椰子や竹)で見つけた...
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
こんにちは、sawananaさん!
スズメバチは尾端が黄色いのでツマアカスズメバチとでも言うのでしょうか。
対オオスズメバチでは日本みつばちは巣籠り戦略をとりますが、キイロスズメバチやコガタスズメバチに対しては今回投稿動画のように巣門付近に張り付いた働き蜂たちが一斉にプルプル腹部を震わせるアブドメンシェイキングで狙いを定め難くして対処し、しびれを切らしたスズメバチが着地しようものなら直ちに取囲み蜂珠で包んで窒息蒸し殺しにします。
の地域ではスズメバチは帰巣する蜂を狙ってホバリングして獲物を仕留めるやり方に進歩していて驚きです。
しかしながらみつばち側はそれらをも熱殺蜂球に取り込んでやっつけるのですね。
またミツバチの性格の違い、特性あるのも私が普段気になってることでありとても参考になりました。
興味深い日誌どうもありがとうございます。
8/11 10:27
インドネシア、バリ島在住。2022年8月からニホンミツバチと同種の東洋ミツバチ(Apis cerana)を観察するようになりました。庭の木(椰子や竹)で見つけた...
ハッチ@宮崎さん、こんにちは。九州は大雨で大変だというニュースを見ましたが、ハッチさんの自宅の近辺は大丈夫でしょうか。
調べましたー。バリには3種類 Greater Banded Hornet (Vespa tropical) Lesser Banded Hornet (Vespa afffinis) Yellow-legged Hornet (Vespa velutina)のスズメバチがいます。Yellowが日本語でツマアカスズメバチになります。
スズメバチの種類によってミツバチの戦略が違うとは、本当に興味深いですね。
我庭にいたのはいつもツマアカスズメバチで、巣の近くをホバリングし、1日1匹捕まえて、巣に持ち帰ると師匠のYanさんから聞きました。退治すべきか聞いたら、スズメバチも食べていかなきゃいけないし、自然の営みに人間は手を加えるべきではないとの答えでした。
私個人は退治したい気分になるのですが・・笑。
8/11 16:47