投稿日:9時間前
ミツバチの観察を始めてから5年余りですが、群ごとの習性なのか、それとも環境に対応した行動なのか・・・思いを巡らしていました。
習性説
1)自然巣(ハリボテ岩)とこの群から分蜂した2つ群、ヤシ組と竹組(逃去して今は居ないけど)は巣の戸の所にいつも20−30匹ぐらいの働き蜂がいたのですが、今庭にいる群(Book組)は2−3匹が通常です。
2)Book組は巣箱に強制移動した直後も砂糖水には手をつけませんでしたが、雨季に花粉を運べず数を減らしても、巣箱に入れた砂糖水に手をつけません。前の2群は毎日足さなくてはいけない程、ゴクゴク飲んでいました。
この時点では群れごとの習性があるんだなぁと思っていました。
が、事件勃発・・1週間ほど前にBook組の巣の周りが急に騒がしくなりました。大スズメバチがウロウロしています。ミツバチ達が巣箱から出てきて、その数がどんどん増えてきました。
環境要因説
ついに熱殺蜂球。やっつけた後、数時間は警戒態勢を崩しませんでしたが、日に日に外で待機する蜂娘は減ってきました。
そして、昨日、2度目の襲来、ウロウロさせずに巣箱の右側、速攻で蜂球を作り退治!あっぱれ🐝この群は強い!
ここが狩場だと断定されたら、頻繁に襲撃されると察したにBook組、2回目は間髪を入れずアタック!
ハリボテ群とヤシ組、竹組の巣の周りにはスズメバチが1−2匹飛んでいたので、常に応戦体制にあったと推測できます。我庭はスズメバチの狩場だったのではないでしょうか。
2024年1月の逃去後、9ヶ月間この庭にはミツバチの巣がありませんでした。ですから、Book組は狩場じゃなくなった庭で見張り役を立てなくても、じっくりと巣を成長させることができました。一度、狩場になると多くの蜂が常に臨戦体制を敷く必要があります。継続的に犠牲を出すよりかは、一気に仕留めて狩場にならない選択をしたのではないでしょうか。
この事件を機に、習性説よりも環境要因説の方が正しいのではと考えるようになりました。
みなさん、どう思われますか。
インドネシア、バリ島在住。2022年8月からニホンミツバチと同種の東洋ミツバチ(Apis cerana)を観察するようになりました。庭の木(椰子や竹)で見つけた...