昨日の午後3時過ぎに畑に居ると、何やら【ウメ群】辺りで騒がしくなってきました。 どんどん激しくなってくるので 駆けつけたところ、過去最大の「蜂雲」になりました。 ⇒ 『夏分蜂?』かと思い、慌てて外してあった分蜂集合板を巣箱上方に取り付けましたが、そこには集まらず やがて柿の木の枝下に常設してある集合板に! さらにそのすぐ上の枝下にも蜂球が…。
ここに集まり始めた時に 集合板を確認すると、木枠の内側に蜘蛛の巣があったので、撤去しましたが、その時点では上に多くの蜂が集まっていました。 この写真の時には、『ダブル分蜂?』かと思いましたが、次第に上の蜂球は下の蜂球に合流しました。
2時間余り経過した状態が以下です。
さらに30分経過後が以下です。 木枠の2辺が呑み込まれました。
この蜂球のサイズも過去最大です。 合体分蜂群の蜂球でも 均せば十分木枠内〔内寸262x262 x90H〕に余裕で収まってしまう程でしたから、今回は蜂数では3倍近いと思われます。
… これは“分蜂ではなく逃去か?”と思いました。 元巣を覗いてみると、“もぬけの殻”、巣箱を持ち上げると“軽~い” ⇒ 逃居発出だと断定しました。
… では何故? 事前に不吉な予兆などはなく、原因はまだよくわかりません。 関係しているかもしれない変化点としては、5日前に行った本巣の採蜜くらいです。 スムシの侵食も心配だったのと、農毒の空中散布も迫っていて 決行しました。
また、逃去だとすると、入居先物件が未定のまま出てしまったのか? 何か緊急の事態に陥ったのか? … いろいろ考えが巡りますが、そんなことより これからどうなる? どう対応する? で悩まされます。
何しろ蜂数が多過ぎるので、無理をすれば犠牲が増えてしまうのと、どうしてもそつなくこなせるとは思えないので、基本ノータッチで見守ることにしました。 … 一番の希望は 待ち箱への自主入居で、1基については、急きょ3段にしました。 ⇒ 蜂だけで2.5段が埋まりそうですので、もう1段必要かも? ➡ 今朝 多くの探索蜂が来ていましたが、かまわず1段足しました。
この群は県東部から嫁入りしてきた群で、この血統は重要ですが、今春幸いにもこの次女分蜂群が唯一うちの待ち箱に自主入居して営巣しているので、もし今回の逃去群が旅立っても、その血統は維持されます。