床下巣の収容を実施しました。増築した建物で床下は低く体を入れるスペースはありません。入居は昨年の夏か秋で今春には数回分蜂した様子。5月中旬の確認では巣板の先端が地面に届きそうな状態で空の王台が中央に複数見られました。
実施は7月14日。5月に確認した巣板はなくなっていて横にスライドさせたような形で新たな巣ができていました。2ヶ月弱でほとんど作り直したのでしょうか。茶色だった巣板は消え、あるのは皆まっ白な巣です。
5月の確認時
蜂友さんと2名で吸引と巣板の切取りを繰り返す作業。手の届く範囲が限られるので奥に逃げ込まれると女王蜂の確保は難しい状況です。場合によっては収容できた巣板と働き蜂の入った巣箱を床下に継なげて置いて居残った女王蜂を誘導する作戦を考えていました。幸い巣板は30cm奥の根太から先には造られていませんでした。更にラッキーなことに脇の隙間から女王蜂が出てきて巣板をセットした巣箱の上に飛んできました。両手でキャッチして吸引した働き蜂に合流。
巣箱の下に吸引筒を繋げましたがなかなか上にあがらず一晩置いて翌日移動することになりました。
今回のアクシデント:いずれもうっかりミスによるものですが、一つは15kmの移動中50匹ほどが車内に出てきてしまったこと。最後に残り蜂を吸引した捕獲網をGM-2、ブロアー、ホースとセットしたまま移動、ホースの先だけ塞ぎましたがブロアーの吸気口から出てきていました。
もう一つは移動後に合流させる際、吸引筒の中の巣屑や死骸を捨てようとして間違ってその中に固まっていた蜂達を草むらに投げ落としてしまいました。おそらく女王蜂もその中にいたはずですが、暗くなってからだったので半数ほどしか収容できませんでした。翌朝見るとその場に残っている蜂はいなかったので巣箱に自主合流してくれたものと思います。
今のところ巣箱内は落ち着いた感じで出入りをしているのでしばらく様子見です。
今回のアイテム:以前、はっちゃんさっちゃんさん、あつまっち 愛蜂家さんと組んで床下巣の収容をした際、作業にあたっては顔にネットが密着しない面布が必要だという話になりました。その時先鋒を務めたあつまっち愛蜂家さんは短いツバの付いた帽子で自作して活用しました。私はフェイスガードを用意しましたがこれは内側が曇って前が見えなくなりました。今回は目と口の部分をカット。この上からネットを被れば視界は保たれ、狭い場所でも頭を入れられる、上から蜂の群がった巣板が落ちても大丈夫、となりました。