今年5月5日に自然入居してくれた八ヶ岳南麓山荘の日本ミツバチたち、今月14日時点で巣脾が重箱6段目に差し掛かり、蜂群も6段目の半分以上を占めるほどの強勢群に生長しましたので、このほど2段採蜜・2段継ぎ箱しました。蜂さんたちと共に暮らし始めて今年で6年目、こんな強勢群に出会ったのは初めてです。まさに予想もしなかった、今季自然入居群からの重箱2段分もの恵みの蜜でした。
今夏はこの高原でも暑い日が続きましたので(と言っても、平野部や盆地よりは7~8℃は低いですが)、まだまだ蜜源があります。この勢いで行けば、この冬も4~5段以上でしっかり越冬してくれると思っています。
さて、まずは例年通りの垂れ蜜。こうして(料理で使う蒸し布を使って)1回目の濾過を兼ね、3日間垂れ蜜(上から何も加重しない、言わば「自然垂れ蜜」)にしました。糖度は79.8°でした。
昨年までは自然垂れ蜜後の巣ガラをそのまま蒸し布で纏め金ザルに入れ、上から重し(漬け物用重し3.5kg)を載せて、再度垂れ蜜にしましたが、今季からそれを止めました。その理由は、荷重無しの自然垂れ蜜のみにして、蜂蜜をいっそう美味しくするためです。
次は蜂蜜の瓶詰です。清潔なガーゼ袋を使って2回目の濾過を兼ねています。
恵みの蜜量は、190mℓ瓶で偶然にも50瓶ピッタリありました。計9.5ℓにもなります。
昨夏に全8群消滅し、今季はこの一群のみに…。それだけに、今回の蜂さんたちからの恵みには、例年にも増して感謝せずにはおられませんでした。