先月、たれ蜜を採った枝垂桜群の生蜂蜜1瓶。
https://38qa.net/blog/423721 (夏のたれ蜜は、大人の蜂蜜)
糖度75%で、少し水分が多かったので、予想通り、発酵が始まりました。
このまま放置すると、発酵が高じて、酸が発生し、変に酸っぱい蜂蜜になる恐れが在るので、発酵止めをしました。枝垂桜群Ⅲ世群としての初めての蜂蜜ですし、純粋な夏蜜は貴重ですから、熱を加えて、香りや栄養成分が落ちないように、大先輩の蜂友さんに教わったやり方で止めました。
①先ずは、上部の泡をすくいます。その泡は泡で、美味しい蜂蜜なので、別の容器に入れていきます。
②生蜂蜜を、静かにゆっくり掻き混ぜて行きます。すると、透き通っていたはずの蜂蜜が、どんどん泡立って、白くなっていきます。下の方まで、全部掻き混ぜますが、わざと泡立てる事はしないで、ただひたすら掻き混ぜます。
③ある程度掻き混ぜたら、放置。すると徐々に、泡だけが上に集まって来ます。
④泡が固まって来たと思ったら、また、スプーンで泡を取り除きます。最初の泡よりも、ハチミツの中に入って居た小さな粒の泡なので、マシュマロハニー?が出来ますね。これ、とっても美味しいでーす(^_^)v
⑤この工程を何度か繰り返します。手間がかかりますが、ハチミツに内在した発酵の泡も、掻き混ぜる度に表出して、無くなっていきます。
⑥何度か繰り返すと、泡は出なくなってきます。泡の粒も濁り?くらいに細かくなります。
⑦泡撤去して分離させた分、生蜂蜜は減りますが、泡は泡で食べられますので、用途を変えて楽しめば良いと思います~(^^♪
発酵したので、同じ生蜂蜜でも、また、最初とは違った味わいになって居ますが、こちらの方がコクが増して、味が深くなったと思います\(◎o◎)/!濁りも消え、赤い宝石に戻りました~୧(˃◡˂)୨୧(˃◡˂)୨
今回、この1瓶以外は、糖度上げをしたので、発酵して居ませんから、瓶で発酵止めをしましたが、普通は、もっと大きい容器のまま行い、それから瓶詰めとなる方が、効率的だと思います(^_^)v
糖度上げの蜂蜜は、チョッと置き過ぎて、水あめ位に粘度が増して濃厚になってしまいましたので、全く別の蜂蜜が2つ?と言った感在りです٩(๑>∀<๑)۶
この方法は、手間がかかります。発酵し過ぎて、味が悪くなってしまった蜂蜜は、これだけ手間を掛けても、元には戻らないのではないかと、予想しています。その場合には、低温で熱して発酵を止め、甘味料の蜂蜜として使う方が良いかも知れません。
もう一つの懸念は、ハチミツの結晶化が早くなるかも知れません。結晶化の条件の中に、ハチミツに振動を与えると結晶化しやすいという性質が在ります。スプーンで掻き混ぜるのを、ブンブンとブン回したら、結晶化しやすくなってしまっているかも知れません。
この1瓶は、枝垂桜Ⅲ世群の記念すべき、初蜂蜜として、保存しながら、少しずつ頂く事にします~((•̤ᗜ•̤ॢ)✲*。ワァ〜♥︎