うっとりするような美しい畑を見つけて待ち箱を置かせていただいたのが3月20日でした。南東に向かう斜面で、谷底には梅林がむせるような香りを放ち、野菜が植えられていないところには菜の花。周囲は樹齢100年を超える大木がこの谷を守るように立っていました。ケヤキ、エノキ、ヤマザクラ、モミジ、スダジイ、キリ、カキ、クリ、ビワ、ハナモモ、、、全て大木です。「日本の美しい畑100選」なんてのがあったらぜひ推薦したいほどです。そして畑の主は絶対に農薬は使わない頑固な老人でした。見回りに行くたびに探索蜂が楽しそうに訪れてくれていました。ところがある時を境にぱったり来なくなりました。おかしいなぁ、、、と思っていたのですが、先日その原因が判明しました。この動画で何かおかしいの、わかりますか?
巣箱を設置したのはこの農園の土地が始まった丘の頂上で、並木を境に左側は隣の畑です。巣箱の周りは雑草だらけなのに左側は草が一本も生えていません。
そうです!「除草剤〜〜」
2メートルの至近距離に除草剤バンバン撒かれたら入居なんてするわけがない。しかも常に風が左側から吹いていました。地主さんに尋ねるだけでなく、周辺の状況もしっかり調べないといけないと反省いたしました。4月を返してください〜〜
仕方がないから、この場所からほど近い別の場所へお引越ししました。そちらも素晴らしい環境で、今度はしっかり確認しました。森に囲まれ他の持ち主はいない場所です。ブルーベリーの農園です。ブルーベリーは農薬は一切使わないそうです。農園の主もミツバチが来てくれたら最高だよ!と期待してくださっていました。もう花が咲き始め、ニホンミツバチがウジャウジャ訪花していました。
残念ながら分蜂も終盤です。間に合わないかもしれませんがダメ元で楽しみにしています。
奥に見えるブルーのネットの向こうがブルーベリー畑