私がガキの頃からずっとずっと謎だった不思議な音があります。もっとも幼い頃の記憶と言っても良いくらいの古い記憶です。どこからか聞こえてきて、耳をそばだてていると、部屋の壁の中から聞こえてきます。同じことが別の場所、例えば物置から、納屋の壁の奥から、決まってそれは建物の壁や天井裏の方から聞こえて来るのです。そしてついに、この歳になってその音の主と対面することがこの夏に叶いました。撮影を終えてネットで調べるとトックリバチの仲間であることは解ったのですが、腹のストライプの本数や目の色などが微妙に違います。結局今の所、ぴったり同じ蜂の画像は見つけられなかったのですが、昔からずっと私を悩ましてきたこの音の主を見ることができて嬉しかったです。ちょっとクイーンパイピングに似ています。また、この動画でこの蜂が、誰かの巣を壊しているようにも見えるし、自分の作った巣の世話をしているようにも見えます。