いよいよとなった初めての採蜜。今日は選りすぐりのおっ母様と探検隊からの採蜜だ。昨日脱蜂板を入れていたのもあり、蜜枠をスムーズに取り出す。
オーナーさんが遠心分離器は蜜が溜まると回らなくなるんだというので、分離と濾過は同時にするんじゃと段差をつけて濾過用タンクを設置する。
鍋で湯を沸かしながら蜜刀を2本熱しながら、キッチンペーパーで湯を拭きつつ蜜蓋を切る。
おおー!YouTubeで見た光景だ。
遠心分離器を抱え込み、オーナーさんがハンドルを回していたが、ほどなくオーナーさんが遠心分離器をしっかりと押さえ込む方が良いと、私が回す事に。ぶーん。最初の二枠くらいは蜜が分離器の内壁に飛び散る程度と思っていたが、気付くと結構溜まっていて驚いた。
蜜蓋切りも片面ずつという事で、裏側を切る頃には遠心力で巣が凹んでいたりして切りにくい事もあった。熱が甘いと切りにくく、勢い余ってぷちリストカット。結構切れるもんだなと思った。
正確な収穫量は大きな測りがないということで今のところ解らないが、およそ20kgくらいなものだろうか。分離器の底に残った蜜を味見してみると、みかんの香りがふわっと鼻に抜け、その香りを追うようにレンゲの香りを感じる素敵な生蜂蜜だ。
オーナーさんも大喜びで、みんなで楽しく瓶に充填しながら畑に笑い声が響く。これが収穫の喜びなのだなと農家でも漁師でもない私はこの幸せな空気を体感し、頑張った甲斐があったなぁと嬉しく思った。
びーこたち、素敵な蜂蜜をありがとうございます。