投稿日:2020/7/29 15:46, 閲覧 681
昨年、8月下旬ごろの事である。
!?
ここ奄美大島には、オオスズメバチは分布していない。
コロして顔を見ると、コガタスズメバチである。
しかし、オオスズメバチの集団攻撃を受けたのと変わらないような惨状である。
オオスズメバチと違い、一匹が次々に働き蜂を一噛み一殺し次々と屍の山を築き上げる…のではなく、あくまでも一匹が一殺したら巣まで持ち帰っているようである(巣の外に死骸の山はできない)。
だがしかし、常識ではまず考えられない数のスズメバチが、集団攻撃を仕掛けてくるのである。
書こうと思えば色々書けるのだが、ただ一つ確実に言えることは、こちらもあらゆる手段で手加減無く対応せねば、ミツバチなど飼えないという事だ。
何故か粘着シートにも引っ付く。しかし、雨や風の多い当地では大変効率の悪い駆除方法であり、またここでは別の理由で採用しづらく使っていない。爬虫類や小鳥を引っ付けるのが嫌なのだ。ここにしかいない生物も多い。あえて非効率で、混獲の恐れのある駆除は出来ない。
で、捕殺器を設置したらこの有り様である。何匹襲撃に来ているんだ…(これは昨年の写真)
今年度は早期に捕殺器取付。内検そっちのけで朝晩一ヶ所ず虫取網を使って駆除しているが、これでどうにかなるか否かは今のところ解らない。体力的にかなりキツい。ランダム自由に飛び回るコガタスズメは、目で追い続けるのさえ難しい(すぐに背景に紛れて見えなくなる)。
現時点
町外れ:見かけない。今は襲撃に来てないのかも。
ガラ捨て場:少数見かける。何回か集中駆除するが、あまり来ないので時間だけ無駄に過ぎて行く。
果樹園:大量に飛来。数週間前から毎週2、3日集中駆除。やっと昨日減った(昨日夕方採りに行ったら2匹しか来なかった)。
トンネル脇:真っ先にスズメバチが来始めた。集中駆除を繰り返し先週までは数が少なくなったが、また増え出した…すぐにここで駆除をしたいのだが…
ウサギ谷:ゾッとするほど襲撃に遭い被害も出て、正直もうヒステリー気味。また今から行かねばならないが、距離が遠いこともあり億劫。
古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
都市のスズメバチさん
コメントありがとうございます。そちらの掲示板もご覧になられていたのですね。ご存知の通り、何故かオオスズメバチが奄美大島に的な謎の賑わいとなっていました。実はここの町役場で奄美にオオスズメバチが侵入したとかツマアカスズメバチが侵入したとか(色々突っ込みどころが多い、せめてどっちかにしろと思うが)騒ぎ散らしていた人がいて、その人がう氏にもそういった連絡をした(と思う)のが事のきっかけです。理解できない次元ですが、実物を見て観察し、図鑑等と照らし合わせて判断する、という事をしない人もいるようです。
沖縄亜種、という事で少し外部形態にも違いが出るのですね。
巣の発達については、自宅の軒先(ミツバチを襲わない)みたいな所に巣を作るのであれば、一度じっくり観察してみたい所です。本土と違い天敵のオオスズメバチも、競合しているであろうキイロスズメバチもいないので、さぞかし暮らしやすいように思います。
2020/7/30 10:05
古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
テン&シマさん
コメントありがとうございます。
実は発酵糖液トラップやってみたのですが、習った事もなくやったことも無いので、自分で色々調べて何通りかやってみました。
・カルピスを水で何か薄める→5か所で仕掛けて合計2匹しか採れなかったw
・グレープフルーツジュースにドライイーストをぶち込む→5五ケ所仕掛けて1匹も採れなかったw
と、実は連続爆死してしまっています。お酒やお酢を混合するパターンや蜜ろうの煮汁はまだやっていないので、折を見て試してみます!
2020/7/30 10:09
古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
ネコマルさん
コメントありがとうございます。
3枚目については、ゴリゴリに襲撃された群を内検したら、巣の底にミツバチと、大量のコガタスズメバチの死骸が溜まっていた状況です。
粘着シートはアカヒゲなんて引っ付けたら目も当てられない!と思い捕殺器だけ設置していますが…実は捕殺器も微妙に嫌な混獲が起きていて、後日記事にするかも知れません。
2020/7/30 10:12
古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
ハッチ@宮崎さん
コメントありがとうございます。ラケット定番ですね。昨年はラケットやハエ叩きもやってみたのですが、レンジ不足でコガタスズメにはちょっと向かない?ような感じです。しかし、網だと捕まえた後に踏みつける動作が必要になり、地味にしんどいと思っています。
2020/7/30 10:15
古ちゃん
鹿児島県
好き好きに蜂の世話しながら暮らしています。 奄美大島は日本国内に限ればニホンミツバチ分布の最南端の地です。暑くない時期は、自宅の外壁の割れ目にニホンミツバチが...
おっとりさん
コメントありがとうございます。スズメバチの少ないというのは羨ましい限りです。
トンボは経験無いですね…粘着シートが反射するので水面と間違うのかなとか勝手に想像しました。
混獲はまぁ、付き物なんですが、ちょっと変わった他ではあまり見ない虫がかかってしまいます。上手く写真が揃ったので、間も無く記事にします。
2020/7/31 13:38
古ちゃんさん こんにちは.
奄美大島でのコガタスズメバチのミツバチに対する集団行動,興味深く拝見しました.
奄美大島のコガタスズメバチは,本土亜種 Vespa analis insularis Dalla Torre, 1894とは別の沖縄亜種 Vespa analis eisa Yamane, 1987に分類されています.本土亜種と較べて顔面のオレンジ色が濃いのが特徴とされています.
昨年,”西洋ミツバチ掲示板”の投稿で,オオスズメバチではないかと大騒ぎになっているのを見ました.
その際,画像から明らかにコガタスズメバチあることが確認でき,また,古ちゃんさが書かれていように,集団殺戮がないことからもコガタスズメバチだと確認できました.
本州ではこのように集団でミツバチを襲う事例は今まで聞いたことがありません.今年も同じような状況があるとすれば,非常に興味深い行動だと思います.
対策で大変だと思いますが,続報をお願いします.また,奄美大島以外でこのような経験がある方がおられましたら,情報提供をお願いします.
それにしても,奄美大島では巣の発育が早いですネ.
2020/7/29 16:58
昨年はこちらでも(と言うか、ほぼ全国的に)オオスズメバチ被害が物凄かったです。当然、それらの巣から生まれた女王蜂の数も多いと考えています。
なので、早春までには近隣一帯に日本ミツバチが居なくなった当地ですが、春~梅雨の期間(女王蜂の捕獲期間)は、例年通りにペットボトルトラップを仕掛けました。
当然と言えば当然ですが、捕獲したスズメバチの中でも、オオスズメバチはいつも以上に多かったです。中には、ペットボトルで捕れた内の2/3以上がオオスズメバチと言うのも有りました。(記憶が確かなら、その1本でオオスズだけでも30前後は居た様な?)
ところで、そちら奄美とは1ヶ月近い(?)気候の差がありますので何とも言えませんが、こちらではお盆を過ぎた8月後半から、今度はスズメバチの、働蜂による攻撃が始まります。特に、9月以降は大変です。
参考になるかどうか? もしかしたら地域差などあるかも知れませんが、私の経験では、春の場合「酢+酒+砂糖」ですが、8月後半から仕掛けるペットボトルの液体は、ミツロウを煮出す時の煮汁に、蜜蜂が入り込まない為の酢を入れた物の方が入りが良い様に思えます。(たまたまだったら、すみません!)
煮汁の濃さや、酢の配分などは適当なので何とも言えませんが、確か、薄めず使ったように思います。これがコガタスズメバチにも効けば良いのですが?
2020/7/29 17:06
古ちゃんさん、こんにちは。
いよいよと言うか既に始まってる驚異のコガタスズメバチ攻撃。黒雲様なり大挙して押し掛けるなんて敵わないですね。
自分も粘着板は他の生き物犠牲になるので昨年はニホンミツバチには止めました。今年はセイヨウミツバチでも捕獲器だけでするつもりです。当地とは比較にならないスズメバチ数と思いますが頑張ってね。
お聞きして良いでしょうか。3枚目はどの様な状況なのでしょう。
2020/7/29 19:07
私の西洋ミツバチ巣箱への時期的に早すぎるオオスズメバチの集団襲撃は、飛来したオオスズメバチを殆どバドミントンラケットで叩き落とした後は飛来は極少数となり、以後コガタスズメバチの飛来~帰巣蜜蜂を捕えて持ち帰るのが観られています。
コガタスズメバチ南西諸島亜種は集合フェロモン放つ感じですか?
2020/7/29 19:43
古ちゃんさん
おはようございます。
千葉のおっとりです。
過去にオオスズメバチ・キイロスズメバチに襲われた回数が少ないので、対処方法が決まっていません。
ネンチャクシートでトンボなどがくっついていたので、これは直ぐにやめました。
ロート式の捕獲器が本命なのかな~と思っていましたら、微妙に混捕獲とは?! 5mmの網目で日本みつばちは出られるのは当然ですが、他の昆虫などが、出られないのですね。
千葉と奄美大島では生態系が違うので、一概に同じ方法でオオスズメバチ対策はできないと思いますが、これからもアップをお願いいたします。
負けないで、がんばってください。
2020/7/31 06:54
古ちゃんさん
おまちしております。
2020/7/31 13:52
都市のスズメバチ
愛知県
ハチ大好き人間です.ハチなら何でも興味がありますが,主にスズメバチの調査をしています.
テン&シマ
広島県
物心付いた頃、家には西洋ミツバチが居ました。 あれからウン十年が過ぎ、2014年の春、鶏友の待箱を置いて捕獲成功。 その後2017年6月には箱代などのお金を出し...
ネコマル
愛知県
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ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。