昨年、8月下旬ごろの事である。
!?
ここ奄美大島には、オオスズメバチは分布していない。
コロして顔を見ると、コガタスズメバチである。
しかし、オオスズメバチの集団攻撃を受けたのと変わらないような惨状である。
オオスズメバチと違い、一匹が次々に働き蜂を一噛み一殺し次々と屍の山を築き上げる…のではなく、あくまでも一匹が一殺したら巣まで持ち帰っているようである(巣の外に死骸の山はできない)。
だがしかし、常識ではまず考えられない数のスズメバチが、集団攻撃を仕掛けてくるのである。
書こうと思えば色々書けるのだが、ただ一つ確実に言えることは、こちらもあらゆる手段で手加減無く対応せねば、ミツバチなど飼えないという事だ。
何故か粘着シートにも引っ付く。しかし、雨や風の多い当地では大変効率の悪い駆除方法であり、またここでは別の理由で採用しづらく使っていない。爬虫類や小鳥を引っ付けるのが嫌なのだ。ここにしかいない生物も多い。あえて非効率で、混獲の恐れのある駆除は出来ない。
で、捕殺器を設置したらこの有り様である。何匹襲撃に来ているんだ…(これは昨年の写真)
今年度は早期に捕殺器取付。内検そっちのけで朝晩一ヶ所ず虫取網を使って駆除しているが、これでどうにかなるか否かは今のところ解らない。体力的にかなりキツい。ランダム自由に飛び回るコガタスズメは、目で追い続けるのさえ難しい(すぐに背景に紛れて見えなくなる)。
現時点
町外れ:見かけない。今は襲撃に来てないのかも。
ガラ捨て場:少数見かける。何回か集中駆除するが、あまり来ないので時間だけ無駄に過ぎて行く。
果樹園:大量に飛来。数週間前から毎週2、3日集中駆除。やっと昨日減った(昨日夕方採りに行ったら2匹しか来なかった)。
トンネル脇:真っ先にスズメバチが来始めた。集中駆除を繰り返し先週までは数が少なくなったが、また増え出した…すぐにここで駆除をしたいのだが…
ウサギ谷:ゾッとするほど襲撃に遭い被害も出て、正直もうヒステリー気味。また今から行かねばならないが、距離が遠いこともあり億劫。