オオスズメバチに襲われつぶれた名古屋本家
その後1週間でスムシにやられてハチミツだだ漏れだったため箱を片付けた。
その時、3リットルほど、比較的スムシにやられていない巣板からハチミツを採蜜したのだが・・・見た目がいつもより濃い。そして味が変。甘いのに酸っぱい。
スムシ以外にスズメバチとミツバチの全面戦争を経験しているハチミツ。スズメバチの毒とミツバチの抵抗、ちぎれたスムシの幼虫の中身と糞。その味だろう。栄養価満点に思えるのでありがたくいただくことにする。
熊とスズメバチから残されたチビ群、
春の分蜂群の三女群だ。分蜂群と自然入居が重なって、運ばないといけない群が5群もあった。1回2箱づつ持って郡上に運ぶのがめんどくさくなり、名古屋残留!!とした群だった。まさかの最終群となっている。
<一週間前>
巣板丸出し。巣板も黄色い・・・蜂の数も少ない。チビ群と言われる所以だった。
<一週間後>
秋の増員計画の間に本家の滅亡で拍車がかかっているように思える。(巣門箱を替えたので写真を撮る方向が90度変更になっている。)
白く、新しく作られている巣板がとがっていて、この群のやる気を感じる。
外勤蜂が話しているとしたら「最近さー!どこに行っても花粉あるよね!!」「近場で集められるよね!」そんな会話だろう。
私は名古屋本家がいなくなったことから今も立ち直れない。しかし相手は自然界に存在し、たまたま私の箱に入っているだけのニホンミツバチ。思い入れもあるし愛着がある群たちを擬人化しがちだが、そこは自然界。この群にとって名古屋本家がいなくなったのはラッキーこの上ないだろう。食物連鎖の下の方にいるミツバチたち、このラッキーチャンスを掴み取ってくれ。
そろそろ地主さんが退院できていると期待して郡上へでかける。地主さんが熊の被害をどう思っているか聞きたい。今後の養蜂について意見が聞きたい。