2020年12月30日 (水) 小雨から曇りの予報
この地方の年間の降水量は1500mmの様だ。一方杉の生育には2000mm以上がふさわしいとか。
なので、江戸時代から山武杉の育成には土壌を乾燥させない技術が培わされてきたとの事。
この地方の杉は幹腐り病が蔓延しているらしいが、原因は?
何事も善意だけで、先人の英知を学ばずに、思いつきや希望だけで事を進めると(養蜂・森創り)結果は期待から段々遠ざかって行く事になってしまう。
山武杉の病気(前にも一度掲載したかも)
https://www.pref.chiba.lg.jp/shinrin/shingikai/kenshinrin/documents/siryou4.pdf
↑には胞子の飛散が原因と書いてある。
以下、下記ブログから抜粋(病気の原因はこれには植栽場所の環境と書いてある) フムフム!
https://chikyumori.org/2019/09/19/%E5%8F%B0%E9%A2%A815%E5%8F%B7%E3%81%A8%E5%B1%B1%E6%AD%A6%E6%9D%89/
混交林育成は、挿し木苗だけの植林の環境的な弱さを補ってくれます。根の浅い挿し木苗の杉と、深く根を張るカシやシイの根が、土中で絡み合うことによって、水と空気が行き来する健全な環境が深くまで育っていきます。表土も乾燥しにくい良い環境のもと、杉も健康になり、溝腐れすることなく、ブランド材として良材になります。安全で豊かな「杜」は、人工林でも可能なのです。
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日本屈指の林業地である、奈良県吉野山、奥千本で起こっていることを紹介します。
戦後の拡大造林によって植え過ぎた杉を大量伐採し、広葉樹を植える取り組みが全国で行われています。ここでは数年前から桜の植樹が行われてきました。しかしながら環境の荒廃は進み、植樹された苗木が健康に生育できない箇所が非常に多く見られます。
当然です。密植された放置人工林をいきなり伐採し、地表を大面積にわたってむき出しにしてしまえば、そこから急速に土中の環境が劣化するからです。
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最近、森を整備していて気付いた事は、先日まで青々していた木が萎びれてしまった」事です。
杉などを伐採してきたので、森の中が明るく開放的になったと喜んでいたものの、何かが間違っていると、今、気が付いた。
林床が杉や他の木の落ち葉が散乱していると、汚いと感じて熊手で集めて、動物園と呼ばれる堆積場(山になってきた)に積んでいるが、やり過ぎに思った。
関東ローム層は乾燥しやすいとの事なので、これからは落ち葉などは集めないでおこう。
引っかかって転んでしまうツルや枝だけ除去しよう。
林床を綺麗にして悦に入っていたChibaはあほんだらです。今は杉伐採に先駆け逃げ場確保で整理整頓しているが、伐採後は落ち葉はそのまんまが良い。
だって、コオロギや蛙や色んな昆虫の寝床の掛布団を取っ払うのは、どう考えても許せない。
又、編集が続くかも!
一旦アップ。