脱炭素 ・ カーボンニュートラルの実現は、我々人類の責務ですが、個人ベースでは効果はわずかでも、できることから、小さいことから始めなければなりません。 〔当局からの号令を待っているのではいけません!〕
残念ながら農業資材には多くの石油から作られたものがあり、マルチングには ビニールマルチが使われます。 これを減らせないか? なくせないか?
(1) 減らす手段では、畝全体をマルチで覆っていた〔下の写真の上端〕ものを、野菜の株元だけを覆うサイズに切り分けて使ってみました。 〔下の写真のナスとスイカ〕
でも、使用量の削減では 緩和にしかならず、脱炭素 ・ カーボンニュートラルには到達しません。
では、(2) 使わない手段では、購入品ではなく 在るもので代用する道を探らねば! … ➊籾殻と籾殻燻炭を株元に敷き詰めます。 地温への影響を考えて、冬場は燻炭100%、夏場は籾殻100%、それ以外はMixです。
下の写真は、サツマイモの株元に施した籾殻+籾殻燻炭です。
籾殻マルチの欠点は、風で散らばってしまうことですが、その場合は継ぎ足しすればOKです。
今回、神からのお告げがあって ➋「ふきの葉マルチ」をやってみました。 籾殻の飛散防止になりますし、ふきの葉単独でも マルチング効果は期待できます。 … 下の写真のようになりましたが、風でめくれる怖れがあるので、後で押さえます。 … サツマイモが繁茂すれば、マルチは不要です。
効果はわずかでも、何かSDGsに貢献できることを施して野菜を育てて収穫すると、より美味しく感じれると信じて、色々やってます (*'ω'*)
尚、籾殻を畑地に漉き込むことに抵抗感を持たれている方もいらっしゃいます。 それは籾殻を畑地に入れて分解されることによる『窒素飢餓』を危惧しておられます。 でもそれは『大農家さんあるある』です。 処分しなければならない籾殻の量が半端ないので、大量に畑に漉き込むと “窒素飢餓”が起きます。 … 私の個人的な想像で申し訳ありませんが、籾殻を5cm厚で漉き込んでも問題ないと思います。 (籾殻はほぼ炭素、残りはガラス質、ということは分解されにくく、その過程で窒素は消化されにくく、問題はその量です! … 私が信じている真実は : https://agri.mynavi.jp/2020_06_11_121352/ です。)