切り株は地面に根っこを下ろしているので少なからず?水分を吸い上げているかも知れない。
杉の木も白味の部分は柔らかく導水管があったところ、たとえ木が死んでいても導水管があるので多少は吸い上げるだろう(毛細管現象なのか理屈は分からない)。
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結論から言おう!
①杉の皮を剥ぐだけでかなり湿気を少なくする効果があるぞ!
②太陽が良く当たるところはコケが少ない。
逆に言うと、日当たりが悪く皮を剥いでないものは美しいほどコケが生える(笑い)。
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苔むす芸術品が出来ている。風情があって良いとも言えるが今は丸洞の土台にするのでこんな状況は困る。
これをBEFORE サンプル1とする。
これをBEFORE サンプル2とする。 サンプル2は1の南西3mの位置だから状況は似ている。 サンプル2はこのままで何もしない事にする。
サンプル1の皮を全部剥いだ。
白身の部分を6cm位切り取った。 導水管を切断した心算。
サンプル1は水飲み場にしていたのでトレーが置いてあったが今、撤去した。
奥の方が低く水が溜まるので、奥にチェンソーを突っ込んで水が排水できるようにした。
サンプル1を後ろから見た所。 切り込みが横線となっている。
ここまでやったので、1か月位様子を見て、サンプル2と比較する。
この後、サンプル1の西に皮を剥ぎ取ってある切り株を発見。
驚くなかれこの切り株にはコケが生えていない。
これで気が付いた。皮を剥いでおけばかなり良い効果が得られるぞ。
次々と皮が剥いである切り株を探し回る。
これはわざわざ水が溜まるように真ん中を低くしてあるので対象外。 小鳥とオオスズメバチとにほんみつばちとその他の生き物の為の水飲み場。
これも水飲み場。皮は数か月前に剥いであった。
こちらには水が溜まらない。どこかから漏れてしまうのだろう。
コケはほとんど見られない。
玉切りにしたものを境界線にそって並べてある。
皮が剥いである手前の方がコケの生え具合が少ない。
この当たりは南に杉林があるので年中日陰になっている。
この駆け込み寺丸洞の切り株は皮が剥いであるところのコケは少なく、剥いでない所は多い。
皮が自然に剥がれていて、この隙間に雨が溜まれば余計に悪い状況を作り出している。
この切り株は直径が70cm位ありそう。
立派な台になる。皮は少々剥いであったが南側に杉林があるので年中日陰になっている。
皮を剥いだとしても日陰では湿気を排除する事は難しいかも知れない。
この後17基の駆け込み寺丸洞の全部を見回り皮を剥いだ。 ほとんど剥いだ。
ところが剥ぎたくても剥げないものが2基ある。
ラオス樹木養蜂を真似た特大切り株だ。
画像は制作しだした時のものだけれど、同じものを今朝剥がそうとしたがどうしても剥がれない。 おいおい剥がす事にする。
手前がラオス式を作る前の切り株、奥は背の高い切り株。この二つが生きているのか、皮がしっかりくっ付いている。
切り株のお話はお終い。
動画は今朝のもの。
生き物たちの森は一群なので今の内に切れる杉は切ろう。
切り株の高さはどうしよう?