投稿しようかどうかかなり迷いましたが、向後も考えて簡潔に記して置きたいと思います。
今春から山小屋の庭で2群の日本ミツバチの飼育を始め、月に2、3度通って観察してきました。暑かった夏を乗り越えて、採蜜が出来そうなくらいになったとひそかに喜んでいた9月初め、残念なことにクマに襲われました。現地に山小屋を建てて20年以上、付近にクマ出没の情報は幾度かあったものの、実際に目撃したこともなかったので、言ってみればタカをくくっていたのですが、対策をしなかった怠慢の結果が凶と出たのです。現地の方から巣箱倒壊の連絡を受けて、翌日撮影したのが次の写真です。
継箱する際に三角に組んだパイプをそのまま利用して、ロープでしっかり固定しておいたつもりでしたが、右上方に置いていた巣箱はものの見事に倒されて、蜜の詰まっていた1段目が噛み壊され、巣房ごと食われていました。クマの力恐るべしですね。ここから20メートル離れた場所に設置しておいた無人カメラに、3日前と前日の未明の時間帯にクマが撮影されていたので、クマの襲撃によるものと断定できました。
幸いにして残り1群が無事だったので、電柵その他の対策をして来年につなげたいと思っています。ミツバチたちには可哀想なことになってしまい、これを自然の摂理と割り切ることもなかなかできかねますが、ミツバチ飼育1年生のわたくしにとっては貴重な教訓と成りました。