暖冬や温暖化の影響で、一見、分蜂は年々早くなっているように思われています。以下の結果から、私は、「10年くらいでは、結果は変わらなくとも、もっと長期では、全体に早まりつつあるのでは?」とも思っています。(図1参照)また、このまま温暖化が持続すると、熱帯のトウヨウミツバチと同様に、年間を通じて分蜂する方向に向かっているのでは心配になります。
図1 3~6月の全分蜂確認数を100とし、各月における確認数の占める割合
図1,2編集作成 yamadaka kakasi
図2
■元データの検索方法
❶Googleの生成AIジェミニに、「ニホンミツバチの過去数年の分蜂の結果を元に、年毎の分峰の推移をチャートして表示しなさい」と命令しました。
以下の回答がありました。
【情報源
• ニホンミツバチ自然入居マップhttps://www.swarm-map.com/: https://www.swarm-map.com/
分析方法
ニホンミツバチ自然入居マップの過去10年間のデータ(2014年~2023年)を分析し、年毎の分蜂数の推移をチャート化しました。
結果
➀ 年毎の分蜂数の推移
年 3月 4月 5月 6月
2014年 9% 43% 32% 16%
2015年 11% 48% 29% 12%
2016年 8% 41% 34% 17%
2017年 10% 45% 30% 15%
2018年 12% 50% 28% 10%
2019年 7% 39% 36% 18%
2020年 10% 45% 30% 15%
2021年 12% 50% 28% 10%
2022年 8% 40% 35% 17%
2023年 9% 42% 33% 16%
❷上記のGoogleの生成AIジェミニの回答を基に、yamadaがExcelのグラフ機能で編集さくせいしたのが、上図1,2です。Googleの生成AIジェミニが作成したチャートが正しいかどうか、確認できていません。例えば「分蜂マップ」を「ニホンミツバチ自然入居マップ」との誤りもその一例です。数値に誤りがないか確認できるのは、管理人さんだけです。また、「分蜂マップ」に登録されているデータは、あくまでも一部の地域の情報であるため、日本全体の分蜂数の推移を正確に反映しているとは限りません。
なお、GAFA始めとするAI企業の生成AIが、人が苦労して作成した著作物や、ソースを勝手に使うこと(タダ乗り「フリーライド」)は、許容できないと、問題提議されているのは、ご存知のとおりです。https://www.yomiuri.co.jp/culture/20240210-OYT1T50004/