9月30日、何ら異常の無かった6時の点検ですが、1時間後に柿の木に取り付けたままの分蜂集合板に目を向けると小さな蜂球ができていました。
分蜂可能な数群の強群を点検しましたが特に異常はありませんでした。次いで9月に入ってから連日の様にオオスズメバチとクロアリの猛攻を受けていたヤモモ樹下の中強群を内検すると、遂に白旗を揚げて逃亡していた様でした。画像の下段には小群がまだ残っている風でした。
分蜂集合板の蜂球を収容すべく待ち箱を持って帰ってくると同時に蜂球が散開し始め、蜂雲の行方を目で追っていくと、先のヤマモモ群の方に向かっていましたが、やがて同じ分蜂集合板に舞い戻って当初の蜂球より大きくなっていました。
まるで元巣に残っていた小群の飛び立ちを迎えに行ったかの様でした。
当日は外出予定があり、蜂球の落ち着きを待つのを憚りながらも待ち箱に天地返しで収容を試みましたが、一握りの小さな蜂球が分蜂集合板から離れませんでした。分蜂集合板の観察を続けていると女王蜂を確認できたので指先に乗せて重箱の巣門に誘導すると他の働き蜂達と一緒に入って行きました。10月1日の朝の内検では重箱の1/5ほどの蜂球を確認できました。これから越冬に向けた準備が間に合うのか見守りたいと思います。
追記:元巣群は今春五回分蜂した四女が跡を継いでいました。