国立環境研究所から農薬分析結果(個別通知)が届いていたので結果を確認しました。
どじょッこ
島根県
2006年に地元神社の狛犬土台(石垣)の栄巣群が殺虫駆除され、近隣2ヶ所の自然巣も同様に殺処分されていました。 「刺すから」「危ないから」「スズメバチが来るから...
投稿日：2024/11/4 06:14
以前、サンプル提供していたのですが、その結果のお知らせが先日届きました。Michael(ミカエル)さんが日誌で紹介されていたものですね。全国で186地点の分析だったようです。
学術的な事は詳しく分かりませんが、ハチミツと巣板の農薬成分名：測定値の結果を確認しました。
数か所のサンプル結果では、ダイアジノン、グリホサートの検出される頻度が高かったです。
この他、食品残留基準値以下でしたが、ハチミツからはジノテフラン、アセタミプリド、チアメトキサム、ニテンピラム、グリホサートがバラバラですが測定されていました。
巣板からはダイアジノン、フィプロニル、フェノブカルブ、クロラントラリニプロールが僅かですが測定されていました。
食品残留基準値以下でも、検出されているとなんか嫌ですね～(ノД`)・゜・。。
田んぼや畑が近いから致し方ないだろうし、山中の奥深い所で飼育すると検出されにくいでしょうね～？。そうすると見回りも大変だし、有害鳥獣との戦いになりますね(_ _|||)。
ちなみに農薬の種類をチェックしてみました。
ハチミツについてはネオニコチノイド系殺虫剤と除草剤でした。
ネオニコチノイド系殺虫剤(RACコード、I:4Ａ)：ジノテフラン(スタークル、アルバリンなど)、アセタミプリド(モスピラン、マツグリーンなど)、チアメトキサム(アクタラ、クルーザFS)、ニテンピラム(ベストガード、パダンベスト)で、不検出でしたがチアクロプリド(バリアード、カリプソ)、クロチアニジン(ダントツ、ベニカなど)の7種類があります。
除草剤(RACコード、H:9)：グリホサート(ラウンドアップ、マルガリータなど多数)
巣板については有機リン系、カーバメート系、ピレスロイド系、ジアミド系、フェニルピラゾール系の殺虫剤と有機塩素の殺菌剤でした。
有機リン系殺虫剤(RACコード、I:1(B))：ダイアジノン(ダイアジノン粒剤、同乳剤など)、フェニトロチオン(スミチオン乳剤、ガットキラー乳剤など)
カーバメート系殺虫剤(RACコード、I:1(A))：フェノブカルブ(エルサンバッサ粉剤、カスエルバッサなど)
ピレスロイド系殺虫剤(RACコード、I:3(A))：エトフェンプロックス(トレボン乳剤、同粒剤など)
ジアミド系殺虫剤(RACコード、I:28)：クロラントラリニプロール(プレバソンFL5など)
フェニルピラゾール系殺虫剤(RACコード、I:2(B))：フィプロニル(プリンス粒剤、ピカピカ粒剤など)
有機塩素系殺菌剤(RACコード、F:M05)：クロロタロニル(ダコニール1000、ダコソイルなど)
まあ、各種の作物ごとに使用されているので、農薬は本当に沢山ありますね～。ハチミツに混入する訳です･･･････(ﾉc_,･;)。
