入居後４６日目の分蜂です
投稿日：6/14 21:22
実は今日の事ではないのです。二日前の６月１２日の事です。
この群れは自分のところでは入居しなかったので、知り合いの方の養蜂場に巣箱を置かせて戴いでそこで入居した群れなのです。（養蜂を始めて二年目で入居は初めてでこれからの事はすべて初めての事です。）
夜間の移動や自分の養蜂場へのセット（５月８日）、また蜜源が少ないと思っていたこと、近く西洋ミス蜂の養蜂をされている方がいたこと。など不安だらけでした。
でも非常に元気な群れで順調に巣板も成長し、内寸２２０角高さ１２０の２段の待ち箱に継箱をしたのが５月１６日でした。
初めて時騒ぎを確認したのが６月２日（入居後３６日目）、そして雄蜂の蓋が落ちているのを確認したのが６月７日。
春に初めて入居した群れが分蜂するするのか？分蜂したら今の女王蜂は出て行ってしまうので、残った新女王が交尾できる可能性はほとんどないのではないかとか。（過去の入居のなさや、日本ミツバチを自分の養蜂場で見たことがなかったことなどで。）
そこで、先輩から待ち箱をセットしておくこと。分蜂版を取り付けておくこと。継箱をして空間を広くしておくと分蜂しないこともあること。最終的には群れの女王次第なので準備だけはしておくこと。などのアドバイスを受け用意していました。
６月１0日、１1日と連続で雨の日が続きました。そこで思い出したのが梅雨の合間の晴れた日に分蜂することがあるという事でした。１２日は午前中に晴れ間があるがその後曇りの予報でした。そこで分蜂される前に巣箱の全重量を計っておこうと、その準備をして１０時半ころ巣箱のところに行きました。
すると今まで目にしたことがない位の時騒ぎは起きました。そして１０分ぐらい過ぎると静かになり、またしばらくすると時騒ぎが起きました。また静かになったとき巣箱の底板の下を見た時そこに大きな蜂球がありました。底板には網がセットしてありましたがそこに蜂たちが集まることは今までなかったです。
その後また時騒ぎが起きた時、巣箱の南側の空に無数の蜂いるのを見つけました。その後今までの巣箱から７m位離れた待ち箱に少しの蜂が来ました。（待ち箱にはこの日の朝に取り付けた待ち箱ルアーがあります。）そこから３m位のところに分蜂板を取り付けておきましたら、その分蜂板の周りに蜂がき始めたと思ったらあっという間に分蜂板にぶら下がり始めました。
ここで、初めて分蜂が起こっていることに気が付き、慌てて防護服やネットなどを取りに戻りました。
戻ってすぐ撮影したのが下の写真です。
この蜂球をネットですくい、近くの待ち箱の台にネットの入り口部を置きその上に巣箱を乗せてネットから巣箱に登らせました。
こうして無事、強制捕獲が完成しました。終わったのが１２時少し回ったころでした。巣箱の周りを少しの蜂が飛んでいましたが、それ以外の蜂はなくほぼ全数確保できました。
これら一連の作業は、すべて初めての事で、終わるまで何が何だか分からない位夢中でした。
これで、うまくいけば女王アリの一群が確保できました。（女王蜂がネットを上って巣箱に行くのを見ています。）
ここまで入居から４６日目の出来事でした。
