日頃から、果物を盗み食いしたり、春には葉物を食い荒らしたり・・・で、何かと可愛さよりも憎たらしさが上のヒヨドリです。
それが暫く前に直ぐ裏の、一段高くなった場所にある桃木に、巣が掛けられているのを発見。春ではなく、この時期に?しかもこの猛暑の中で?巣の上にはそれ程沢山の葉っぱは無いみたいだけど?・・・でも、桃の収穫時には無かった物だから。
それに日頃からヒヨドリの声がしてるし、調べると、子育ても9月までは行われるらしい。(繁殖に失敗した時の為、期間が長くなるらしい)
普段は憎たらしいヒヨドリ・・・、でもある日、親鳥の鳴く声が普通じゃないと気付いた瞬間、「蛇?」と、裏へ廻る。見た感じでは枝にヘビは見当たらない(こう言う時のは青大将ですが)。可笑しいな~、何だったんだろう?でもついでだからと、桃木の株元にある蜂箱周辺の草取りを始めました。
何処からともなく勝手にムカゴが落ち、草を伝ってツルを伸ばして来てるそれらを手で抜いていると・・・目の前の、草とツルが絡み合ったそこにヘビが~!まだ小さめでは有りますが、これに親鳥が気付いて騒ぎ出したんだと判明。そこを伝って枝に移り、ヒヨドリの巣へ行くつもりだったのか?この時はすでに卵を温めていたのかも知れません。
その後、巣から雛の声が聞こえてきて、大きい声、かすかな声、その中間も有るような・・・?雛は3羽?それとも4羽?
そんな日が続いて8月16日、地域の行事でそろそろ出掛けようとした頃、窓辺の下方向から声がする。そして親鳥が2羽、桃木の下枝から雛の方を見ている。(日付は無視して下さい、修正も、消す事も出来ません)
どうやら4.5メートルほど(?)上の巣から落ちたみたいです。ヒヨドリは、早ければ10日ほどで巣立つらしいのですが、まだまだ羽が伸び掛けで、夫も私も、「巣立ちにしては未だ早すぎるんじゃない?」「これじゃあ戻れる訳ないよね」と。
いずれにしてもここはヘビが居るし猫も通る。枝の上に留まらせようとしたけど下に落ちる・・・。結局、私が出掛けてしばらく後、夫が夕暮れ時になって脚立を使い、巣へ戻してやったそうです。他の雛が巣の縁に止まってたそうですが、もう暗くなりかけてたので良く分からなかったそうです。
翌日、僅かに声を聞いたものの、午後からは全く声を聞かなくなって親鳥も見ない・・・。ただ、午前中親鳥が2羽で桃木の下方向を、何か探してる感じの動きをしていたのが最後です。
午後しばらく経って、昨日の雛の死骸が残ってやしないかと脚立から腕を伸ばし、撮った写真がこれです。どうやら死骸は無いようですが、ちゃんと巣立ったのか・・・?下の写真は巣のサイズが分かるようにと、撮りました。