投稿日:2017/7/4 20:26, 閲覧 1108
例えば、
同じ昆虫のホタルは、地域的な遺伝的特質が確認されています。
それは、発光間隔(信号のように一定の、2秒とか3秒とかの間隔をおいて発光する)です。
ゲンジボタルの場合は、これにより4~6のグループに分けられるということが、最近になって判明しました。
http://www1.s3.starcat.ne.jp/aihotaru/page007.html 参照
そのため
全国ホタル研究会では、移植の三原則として、
1) 本来ホタルが生息していないところには移植しないこと
2) 地元のホタルの保護を大前提とし、他の地域からのホタルを移植しないこと
3) 過去にホタルがすんでいたが絶滅した場合、もっとも近い水系から移植するとしています。
また、
植物界では、遺伝子解析の結果、ソメイヨシノは、単一の樹を始源とするクローンであることが判明しています。ゆえに、一旦強力な病害虫が発生した場合、このように単一種がサクラの多くを占めていると、それだけでリスクが高まりことが危惧されています。
日本ミツバチの地域による遺伝的特質について
何か情報をお持ちの方はお知らせください。
対馬、奄美大島に生息している日本みつばちは、明らかに本土とは形体や性質が異なっているとのことです。
対馬:ミツバチの科学
奄美大島:藤原研究員の論文 に記載あり。
また、地域特性として宮城あたりではバーナーで炙った待ち箱には入居しないことなど、ホタルやメダカみたいに遺伝子レベルでの解析が望まれます。
藤原誠太 著 だれでも飼える日本みつばち にたしか、東北地方の蜂は少し個体が大きくて、貯蜜性が高いと記載されていたような。
奄美大島でニホンミツバチの研究を行っています。奄美大島のニホンミツバチは、遺伝的にも生態的にも、本土のものとは異なる地域個体群であることが、私たちの研究から示唆されています(遺伝子のほうは、京都産業大との共同研究ですが、生態はこちらで調べました)。もしも内容を詳しくお知りになりたい場合は、2015年に出た日本語論文『奄美大島のニホンミツバチの保全に向けた生態特性の把握 : 体サイズ、営巣場所、天敵、繁殖期のコロニーの活動と分封』をお送りすることも可能です。こういった地域の特異性を含め、ニホンミツバチは多様なバックグラウンドのある生き物だと思いますので、各地域での保全や持続的な養蜂が重要と考えています。
こんにちはダブロンです。日本ミツバチは東洋ミツバチの亜種で特に韓国のミツバチの近縁とされています。昔の氷河期に大陸と日本列島がつながっていた時に渡来したのでしょう。まだ渡来して間もないので日本国内のミツバチの遺伝子には遺伝子の変化はほとんどないようです(対馬を除く)。
2017/7/4 20:45
2017/7/5 07:20
2017/7/10 18:26
2017/7/5 10:08
タブロンさん詳しい情報ありがとうございます。
すでに遺伝子解析が行われていたとは、知りませんでした。
少なくとも、今確認されている確実な情報からは、対馬の日本ミツバチの移動または、対馬への日本ミツバチの移動は、避けなければならないですね。
2017/7/5 15:57
ダブロンさん、資料の共有ありがとうございます!私も知らなかったです
2017/7/5 20:34
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
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管理人
京都府
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ぶーんさんご回答ありがとうございます。
早速、ご紹介いただいた、著作にあたって、確認してみます。
2017/7/5 07:40
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早速のご返答ありがとうございます。
対馬、奄美大島の形態が違うとなると、研究が進めば、もっと多くのt地域でも、違いが確認される可能性が大ですね。
2017/7/4 21:17
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
日本ミツバチの、地域特性、生物多様性を守るためには、何らかの共通の枠組みや、ルールのようなものが必要でないかと思います。
ご紹介いただいた、日本語論文につきましては、別途、プライベートメッセージにて送信させていただきました。
2017/7/10 22:41
ダブロン
岐阜県
まだまだ初心者です。今までは分蜂群を逃がしてばかりいましたが今年はうまく取り込めるようになりました。
こんにちはダブロンです。対馬は大陸とつながっていた時の中継点であったために、日本へ行かなかった遺伝子を持った蜂がいてもおかしくはないですね。奄美大島については離島であったために急速に独特の進化を遂げたのか、島に移住した蜂の遺伝子が強いボトルネック効果で本土のとは変わってしまったのでしょうか?
2017/7/11 11:56
ぶーん
高知県
よろしくお願いします。
ダブロン
岐阜県
まだまだ初心者です。今までは分蜂群を逃がしてばかりいましたが今年はうまく取り込めるようになりました。
forestgardianbee
神奈川県
ミツバチを愛する皆様方、初めまして。私は、大学院卒業後、ミツバチや養蜂に関わる教育研究活動などを行っており、幼稚園生から大人まで、幅広い人にミツバチの魅力を広め...