砂地でキオビクモバチが巣穴を掘っているのを見つけました.巣穴はほとんどできあがっていたようで,しばらく観察していると餌のクモを巣穴に運び込みました.
クモバチの仲間はクモを捕らえてから巣穴を掘ります.その間,クモは近くの植物の上に置いておきます.
30分後に戻ってみると,巣穴は既に埋め戻されてどこにあったか分からなくなっていました.
クモバチはかつてはベッコウバチと呼ばれていましたが,クモを狩ることからクモバチと改称されました.本種も古い図鑑を見ると,キオビベッコウという名前で掲載されています.