今日は雨模様ですが、外勤に出掛ける蜂さん達は意外にも多くいます。しかし、お世話する私は外勤出来ず、部屋に篭って身体を持て余しています。
そんな中、徘徊蜂捕獲トラップを覗くと、中に雄蜂が掛かってましたので、アカリンダニ症感染の有無を確認してみる事にしました。
頭を外した状態です。気管は見えますが、気門に近い部分がこの状態では確認出来ません。
頭の付け根にあるカラーと呼ばれる部分を外しました。
気門に近い部分も確認出来る様になりました。
アカリンダニ症の感染は、気管の変色に現れるとの事ですが、気管の変色(褐変)は無く綺麗な状態だと思います。尚、変色が無くても、気管の内部にダニの成虫や卵が透けて見える事も有り、注意が必要との事ですが、それも見当たらないと思います。
念のため気管を取り出しての確認も行ってみましたが大丈夫そうですね。
この検査からは、アカリンダニ症への感染は認められませんでした。全国的に蔓延しているアカリンダニ症ですので、いつ感染してもおかしくない状況かと思います。今後も検査を続けて、早期発見を心掛けたいと思います。
今回使用したピンセットの先端部です。家にあった普通のピンセットを、サンドペーパーと砥石で鋭利に研いで有ります。
下は悪い癖でついポチッとしてしまい、届いた超精密ピンセットの先端です。このままでは使い辛く、加工が必要かと思っています。
これからの分蜂シーズンを迎えまして、自然入居して頂いた群れに対しましては、漏れなく感染の有無を確認して、対処したいと思います。