ここのところ曇り空で気温も低くそこまで来た春も足踏みをしている。
関東は分蜂迄まだ少し時間がありそうで、待ち箱の準備も終わり一時の余裕ができた。
ちょっとミツバチさんから目をそらし周囲を観察してみると、今まで気づかなかった変化が起きていた。春一番に咲いたと日誌で報告した福寿草春一番の花は地面から直接花が咲いていた。
少し離れた植え込みの中にある福寿草は、なぜか葉が育った後から花が咲きだした。
品種が違うのか場所の違いによるものなのか、自然の不思議さに改めて感心するばかり。
クロッカスもきれいに咲きそろい目を楽しませてくれている。
よく見るとカタクリの芽が出てきている。
地味な色の為か知らない間に芽が出て気が付いた時には花が咲いているのが日常であったが、今回は花が咲く前に気が付くことができた。
と言いながら鉢植えを見るとすでに花が咲いていた。
冷たい雨の降る今も、自然は一時の休みもなく営みを続けている。粉雨が上がるとたっぷりと補給された水分を得てさらなる芽吹きが始まるだろう。
すでに何か植えてあることを忘れ、うっかりと掘り返してしまうような主に呆れながらも、自然はしっかりと成長を続けてくれている。
ひと時の合間、もう少し目を凝らして観察してみよう、何か新しい発見がまたあるかもしれない。