先日の記事でダニまみれになってしまっていた群を内検した。分封熱が出ていて女王蜂の安否が怪しかったが、きちんとご存命で何より。この群は女王蜂が古いのが気になるが、夏でもさほど弱らず、管理していてダニも目立って湧かなかった為、移虫等を含め系統を残しても良いかなと思っていた。だが、こうなってしまうのでは期待外れだと判断した。だが…
封蓋されてなければならない筈の、蛹の育房が噛み破られ蛹の顔が見えている。そのうちの一部は首をむしり取られ殺されている。不自然に分布する空白のセルは蛹が殺された後か?一定数、こうしてヘギイタダニの寄生に反応し、育房を噛み破って蛹を殺してしまう事ができるミツバチがいるらしい。
…らしいのだが、僕は色々と理解できていない事が多い。ヘギイタダニの寄生を察知できるならなぜ雄蜂の育房を破壊しないのだ。また、こうした性質がセイヨウミツバチに備わっているのなら、なぜ日本中のセイヨウミツバチが未だにヘギイタダニでヒーヒー言っているのだ。
…ワカラン事考えすぎるのも良くは無いのでここまでとする。この群には採蜜含めもう一働きしてほしい。どうか死ぬなよ…(※ 採蜜間近故、しばらくは雄蜂巣房の切除でお茶を濁す予定。早めに採蜜を切り上げて、女王蜂養成に伴いシュウ酸でケリを付けます)。