超住宅地にニホンミツバチの巣箱を置いている私は、分峰群を1群残らず絶対に回収しないといけない。そしてその回収した分峰群は蜜源の関係でその場に置けない。新天地に移動させないといけない。去年は1群から6群の分蜂群が出た。垂れ流し的に新しい場所へ移動となる。
そんな中、「どれだけでも置いてもいいよ」と私の新天地となる場所を貸してくれた材木屋さんの社長。
巣箱を置いてすぐ、「スズメバチにつままれている」と電話をくださった。「キイロにつままれるのは許容範囲と思っているので大丈夫です。」と答えた。
3日前には「キイロスズメバチとオオスズメバチが来ている。ラケットで10匹ほど落としました。スズメバチがミツバチを効率よく咥えていくので可哀そうです」とメールをくださった。
この人もミツバチ愛が深い。このミツバチ愛は男性の方が強いように思う。虫かご下げた少年のような心に思える。
オオスズメバチが来ているのか!「ありがとうございます。対応します。」と返事をした。
この場所は来年のぼたんさんの分峰群の置き場所にしてもらおうと思っているので、将来のスズメバチの様子を見ておいてもらおうと一緒に状況の確認に行く。
スズメバチ捕獲器と万が一のためにネズミ捕りシートも20枚持って行った。
蜂場の手前にある社長のニホンミツバチの巣箱を確認。やたら出入りしているし、オオスズメバチが来ている感じもなく、ノーガード。元気に出入りしていた。ここらは本当にニホンミツバチの天国なんだろう。
現場到着、キイロスズメバチと小型スズメバチがフラフラ飛んでいた。
ぼたんさんと網で採って踏むが、さほど数も多くない。2時間はいたが踏んだスズメバチは10匹いっていない。オオスズメバチが来た風でもない。
足元を見ると、社長が戦ってくれた後があり、キイロスズメバチと小型スズメバチが落ちていた。小型スズメバチをオオスズメバチと思ったのかな?そんなわけないか(^-^;
内検をした。
べちゃくちゃしゃべりながらおにぎりかなんか食べながらの内検となり、なんとなくとっちらかったまま。
そんなところに見たことのない虫が巣箱に止まった。目がハエみたいで気持ち悪い。
体はパンダみたいだ。アブか?
なんてわちゃわちゃやっている間も、散らかったまま。
時騒ぎも始まったので、ネットを付けて場所を覚えてもらう。私はニホンミツバチよりセイヨウミツバチの方が、巣箱の姿形を明確に覚えていると思う。時騒ぎの時は完全な形にしておかないとと思っている。
この位置で時騒ぎをすり抜けるハチ子たし、これはまるで消防署の訓練のようで本当にかわいい。
時騒ぎが終わるまでぼたんさんと周辺の確認。あの重機の奥にも置けるな。。。。この写真の(手前の土手の下がヤブカラシがびっしり生えていて、そこに数匹小型スズメバチが蜜を舐めていた。ミツバチ以外にも食べるものがたくさんあるようだ。)
「いくつでも置いていいって言ったけど、限度あるよね?」と言われない程度に逸る気持ちを抑えつつ、帰ってきた。
<番外>
ネットに穴が開いていた。誰だ?!
<番外2>
名古屋の蜂場の隣接した新築の家、ついに売れた。
入居者は中国籍のご家族らしい。妹の家に挨拶に来たと。吉と出るか凶と出るか。。。。私は吉に出たと思った。来年の春の分蜂時期、こうご期待。