2020年度の人口動態調査結果が9月7日に厚生労働省から発表されました.
ハチ刺傷による死亡者は13人で,昨年の11人から2人増加しました.男女別の内訳は男性12人,女性1人となっています.最も死亡者が多かった1984年には,全国で73人が亡くなっていますが,最近は毎年10人強となっています.
男女の割合は男性が多く,2011年から2020年まで10年間のデータをみても,男性134人に対して女性33人と男性が圧倒的に多くなっています.
最近10年間の死亡者数を年齢階層別にみると,80歳以上が51人,30.5%を占めて最も多くなっています.以下,60歳代,70歳代が各43人,25.7%,50歳代が20人,12.0%の順となっており,高齢者が多いという特徴があります.
ほとんどがスズメバチに起因していると思われます.因みに,ハチ以外については以下のように報告されています.