話し合ったり、説明したりする時、実物を見ながら行うのが一番です。でも、巣箱を持ち歩くのは大変です。使い古しの巣箱や巣板は、事前にクリーニングや特殊処理の必要があります。そこで1/2縮尺の重箱を作ってみました。カジュアルな会合の際、喫茶店などの狭い場所に巣箱を持ちこんだら不審者と間違われ通報? 、自宅でも配偶者から迷惑がられること必定です。友人のところへ持ち込んだら家の中にハチが・・・。「ああだ！こうだ！」と話し合ったり、シュミュレーションするには、１/2スケールならギリギリ使用に耐えられるかもしれません。（製作上の制約で一部1/2縮尺でない部分もあります）
□特徴と構造は以下の通りです。
❶スノコは、一応三種用意しました。このように標準モデルはありません。将来的には部品のバージョンを増やし、「りかちゃん人形」のように着せ替えセットも考えています。
❷観察用窓をつけました。窓に張り付いた巣板の状態もご覧いただけます。窓は複層ガラス状になっています。
❸巣板は張りパネ製です。何種か用意しました。写真の使用に際しては、ハッチ@宮崎さん始め、知り合いからの使用許可をいただいでいます。改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。巣板の一部は、巣落ち防止棒が貫いています。
❹巣箱天板や側面に貼ってあるバーコードシールは、Wi-Fiが使用できる環境（全国ほとんどの学校等や公民館などの公共施設）なら、バーコードを映すだけで、スマホやパットに半自動的に接続します。各自で接続し動画や説明のアナウンスを視聴することが可能です。バーコードはGoogleやMicrosoft Edge上で簡単に作成できます。
❺給餌・薬剤投与用箱1段 + 継ぐ箱用重箱4段 + 基台1段 ＝ 合計6段 高さ≒４０ｃｍで1セットです。組んだまま大き目の風呂敷に包んで持ち運び可能です。
❻分解と組み立てが容易なので、巣箱の中で巣板がどのように形作られるか、内部構造や、全体のつながりが良く分かると思います。
■使用上の注意と今後の課題
①のスノコ1/2縮尺モデル各種と、➃のバーコードの実物です。（写真左 斜め下の平板スノコは溝穴幅が狭く、失敗作です）バーコードは養生テープの上から張り付けその上を保護シールで覆っています。いつでも別の種類の案内バーコードに簡単に変えられます。（下部写真参照）
②の複層ガラス状はA４サイズハードカードケースのことです。模型だけでなく実際に使用可能です。巣板のミツロウで汚れたら交換可能です。
③の巣板は取り出して、上なら三番目の写真のように、透明のカードケースに描いた巣板の模式図と重ねると巣板の構造が、よく理解できるかもしれません。巣板は便宜上「張りパネ」を使用していますが、厚さが不足しています。巣箱内でのビースペース等を考えると、実物の厚さに近い材料を選択する必要があります。
➃底板のメッシュの部分は、冬には塞ぐようになっています。模型ではメッシュは網戸修理用のパッチで作りましたが、本来は金網です。この底板も、人により異なるものを使用されているので、いくつか異なるバージョンのものを作成してみたいと思っています。
□使用の場面は（一例です）
https://38qa.net/blog/73596
上のような話し合いや、説明の場面での使用を考えています。
みなさんの自作品、よかったら教えてください。コレクションに是非！加えさせてください。よろしくお願いします。(*- -)(*_ _)ペコリ
