投稿日:2022/5/18 08:34, 閲覧 265
まずは、4日前に分蜂を果たした自家唯一群からの#1分蜂群は、蜂数も多く 鋭意造巣に励んでいるようです。 むしろひっそりとしてしまった元群より 活発に活動しています。
昨日の朝 5時頃見回ると、巣門前に以下のように4匹の大きなアリ! 恐らく“クロオオアリ”だと思いますが、うろうろしていました。
嫌な予感がして巣門扉を開けると、以下の写真のような状況で、巣クズが散乱、実際にはこの中に30匹ほど 大きなアリさんが巣クズに絡んでいました。
大アリさんの目的が巣クズだとすると、原因は私です。 一昨日天気が悪く、消滅群の盛上げ巣(スライス)を簀の子上に給餌しました。 半結晶化した蜜だけでなく、巣脾を齧って 効率的に新巣脾の材料にできます。 ちゃんと縁高のトレイに入れましたが、これだけ散乱するということは、かなり精力的に齧っているということだと思います。 (これはこれでOK!)
ただ、これを目当てにクロオオアリちゃんが夜押し寄せてしまいました。 うちの新群のちびっ娘達も怖かったと思います。 (体長はミツバチと同等の 12mm)
以下は、生け捕りにした「クロオオアリ」です。
捕獲や潰す時は、素手でやるしかないので、咬まれた時の相当な激痛を覚悟しましたが、大丈夫でした。 攻撃性は高くないようです。 (多分3匹ほど仕留め損じてしまいましたが、でもこれはこれでOK! 危険情報を群のアリに伝えてくれたでしょう。)
ただ、アリさんの大規模な巣が ミツバチの巣の直近にあるのは望ましくなく、事前にこの巣箱に近い場所の小アリの巣を確認し、分蜂群入居の直後に措置しました。
私がやっているアリ対策=『熱湯がけ』をすると、即死したアリは地中に残るでしょうが、小アリの場合、火傷を負ったアリは 地表に上がってきて、最終的には同じような場所に並んで命尽きます。
ちなみに私は、約5Lの熱湯を沸かして、二つのアリの巣に対して かけます。 勿論 熱湯を作るのに使うのは、地球温暖化を促進する「化石燃料」でも 「電気(正確には火力発電所で作られたもの)」でもなく、地上循環CO2範囲内の“薪”や“剪定枝”、“紙屑”などです。 アリの巣攻撃以外にも、秋~春には巣箱周囲の除草にも使います。 (夏場は地表近くのみみずの犠牲を避けるため控えます。)
駆除/大規模な打撃を与えるには、何と言っても 巣の場所を突き止めるのが第一ですが、巣箱周囲を確認したところ、以下の写真のように ごく最近掘られた巣(巣箱から約2m)がありました。 ここを攻めればOKと思っていましたが、念の為 生け捕ったアリさんの1匹を開放して巣を教えてもらうことにしました。 (コヨリは付けませんでした。)
3時間ほど離れた場所で拘留していたためか、巣箱脇に放した直後はうろうろしていましたが、やがてコンクリート壁の上を写真の楕円の方へ歩き出しました。 予想通りかと思いきや、あっさり通り過ぎました。 ここからさらに2m先に大きな巣穴があり、そこに入っていきました。
昨日は土が湿っていて条件が悪かったのですが、また夜に襲来されては困るので、夕方ミッション『五右衛門』を断行しました。 結果、夕べの襲来はありませんでした。
恒久的には、アオヤギ式台座への切り替え(=底板のっきょ)を早めます。 そうなると逆にアリさんには地面に落ちた巣クズの粉砕や搬出で全面的な協力をお願いし、共生してもらわなければなりませんので、ほどほどに大切にします。
さらに昨日 巣箱の20cmの至近距離に 別の穴を発見! これは『まさか』の穴のようなのですが、紙面が足りません m(*_ _)m
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...