台風が三重県に上陸する6時間ほど前の28日午後6時、それまで盛んに飛び交っていた働きバチがまるで号令がかかったみたいに巣箱に戻り、それ以降は1匹も外に出ることはなかった。
台風一過の29日午後、お日さまが雲間から覘くのと同時に巣箱から扇風機係が出て来たので、ちょっと風は強かったけれど台風前と同じようにShade Sailで日除けをしてあげることにした。日陰になった途端、巣門に並んでた扇風機係が巣の中に戻って静けさを取り戻した巣箱。門番の数匹がブーンって飛んで来て僕の手の甲をテケテケと歩き回って、まるでお礼を言ってるみたいな感じ...可愛い♪
台風前の灼熱の10日間は涼んでばかりでほとんど働いてなかった働きバチさんたちだけど、保冷剤のエアコンが多少は役に立ったのか?台風が去った一昨日に一気に働きバチが羽化したみたいで働きバチが倍増、昨日のお昼には久々に大規模なBee Stormが見られた。
で、子供たちを養うために雨が止んだ昨日の午後から再びせっせと花粉球を抱えて巣に戻るベテランの働きバチたち。
『おっちゃん、そこ、邪魔!』
巣に戻る子たちが巣の前に座って眺めてる僕の後頭部をコツンコツンとキックしていきます。
結構コレが気持ちイイ♪
夕方は巣箱チェック。
もう刺されないように養蜂防護服を着てフタを開けてみる。
相棒によると、2段目にある巣門(出入口)から働きバチが出入りしていないってことで巣門を覗くとハチがびっしり埋め尽くしてる。慌ててドアを開けるとハチが巣門の内側に壁に留まってスリットを塞いでるし!これじゃ上段のメイン巣門(赤線)は使用不可だよなぁ。
巣脾(巣本体)はあまり大きくなってないけど、働きバチの数が倍増して落下防止棒も見えないほどで巣門側はまるでミツバチのタペストリー...エラいことになっている。
ただ、底のメッシュで死んでる子は一匹もなく、みんな元気そうだし、害虫等の発生もなさそうで、群れの状態は悪くないようだ。