生き物たちの森の根っこ付き樹洞に2群の自然入居がこの春~夏にあった。
1例目は天狗の鼻群
7月6日頃に入居した。
同じ蜂場から引っ越ししてきたかも知れない。
当時は、外観から見てこの根っこ付き丸洞にどんな問題があるか予測ができなかった。
普通は丸洞の一番上から巣板を伸ばすものだと、思い込んでいたが、この群は底に近い壁から巣板を伸ばしだした。
7月27日、順調に行っているように見えた。
9月に入って、消滅した。再び引っ越ししたのかも知れない。
逃去の本当の原因は今もって分からない。
しかし住いを作った私の責任として思い当たる事は次の画像。
この画像は天狗の鼻群ではないが、押しなべて同じ現象が起きていたと強く推測する。
湿気と湿気を好む昆虫が入り込んでくる。
下は最近手直しした天狗の鼻群。
勝手口を大きく開いて、常時開けっ放しにする。
営巣しだしたら日本みつばちが通れない細かい網を張る。
冬には扉を閉めるかも知れない。
再三UPしているので重複説明になるが、底の下には3方向から空気が通り抜ける。
且つ、白身の部分は仮導管を切断したので地面からの湿気は相当減ったと思う。
来春には他の蜂場から強制捕獲したものを小さな重箱に収容して、重箱事丸洞の中へ差し込んで、丸洞へ誘導する。
2例目は5月29日入居群で今年の5月29日に自然入居してきた。
この群も秋には居なくなった。 逃去と思われる。
伝統養蜂の丸洞では勝手口を設けているものは少ない。
勝手口を設けている事例もある。
この群は巣板を齧り取って落下させたものを、私が気が付くのが遅かったのでスムシが沢山成長した。
生き物たちの森の根っこ付きや、他の丸洞も落下物は見回りの時にすぐに分かるように、
仕組みは上の画像と同じように開放部を大きくして金網をはる方式とする。
*******************
欠陥住宅でも日本みつばちは選んでしまう事がある。
そんな住まいを造らないようにしたい。
****************
今日は小雨で森へ行かないで、家のガラス拭きが年末の私の仕事になっている。
体を動かす事は良い事だ!
おしまい。