現地の天候曇り。最低気温14度、最高気温19度。
旅行最終日は種子島に戻り、種子島と言えばロケットと鉄砲伝来ですが、残りの鉄砲館へ行きました。
種子島に鉄砲が伝来し、ポルトガル人から2丁の銃を購入して1丁を分解研究して国産初の銃砲を作り、ここから全国に広がり鉄砲を種子島とも呼んでいたことは有名ですが、完成までに隠れた悲話を紹介します。
まず種子島では砂鉄が多く取れることから製鉄技術が備わっていた下地が有り、時の種子島第14代領主種子島時堯が刀鍛冶八板金兵衛清定に鉄砲の複製を命じて作らせました。有能な金兵衛は直ぐに複製を作ったのですが、試射すると後部が破裂、筒をうまく塞ぐことが出来なかったのです。これは当時の日本にはネジの技術が存在しておらず、雄ネジは作れても雌ネジを作ることが出来なかったのでした。困り果てた父の姿を見た娘の若狭がネジの仕組みを聞き出すためにポルトガル人と結婚してポルトガル人の技師を連れて帰り、得られた情報から鉄砲伝来からわずか2年で金兵衛は鉄砲を完成させることが出来ました。若狭は日本人初の国際結婚をした人物と言われています。
なお、若狭はその後死んだことにして仏門に入り再び外国の地を踏むことは無かったそうです。
次は将棋の羽生9段の先祖である種子島家の家臣羽生能貴が建てた月窓亭でお茶休憩
子孫の羽生道則は花道池坊を全国に広めトップの要職に就いていたそうです。
昼食は伊勢海老付き
食後は少しの観光
そして空路帰路に向かいました。種子島空港はとてもコンパクト。
なお、チャーター便の良さは機内預けのスーツケースの重量にうるさくない事。通常20㎏まで、超過すれば超過料金が発生するのですが、今回軽く30㎏オーバーしていましたが素通りでした(^O^)/
また、今日は屋久島は大雨で種子島から全く見えない状態でしたが、種子島は曇りで帰路に向かう飛行機離陸の時に雨が降り始め、岡山到着時も雨。3日間の旅行期間中は雨にも遭わず天候に恵まれ良い旅と成りました。旅は天候が一番重要ですね。