生き物にとって厳しい季節になりましたね。餌の昆虫や果樹が少なくなる今の時期に、巣箱が鳥に襲われる事があります。ヒヨドリ、モズ、スズメなどが巣門に陣取って、出てきた蜂を啄むようになると困ったことになります。観察していると最初からミツバチを楽しみにしている感じはなくて、ある時1羽の鳥が食べ始め、それを見た仲間が真似をするような感じで食べに来るのではないかと感じます。
今年初めて「防鳥テープ」を試してみました。実はこれをやらざるを得なかった理由は他にありました。ニワトリがオオタカに襲われる事件が3回起きて、庭に放し飼いですからなんとかしなければと思って試してみたのです。効果は一応あるようで、施工してからは襲撃がなくなりました。
ところが、この防鳥テープはミツバチにはあまり良くないと言うことがわかりました。キラキラ鋭く光るテープがミツバチの航路に張ってあると、出ていく蜂、帰って来た蜂が「迷う」のです。巣箱から飛び立ち、蜜源の方角に飛んでいこうとした時に、このキラキラが目に入って、テープの周りをグルグル飛んで、再び巣箱に戻ってしまうのです。
ミツバチは太陽の方角を基準にして蜜源に向かい、仲間にもそれを伝えますので、このキラキラテープがミツバチの目を眩ませ、外勤の邪魔をします。
やはり巣箱の鳥害は防鳥ネットで対応する方が良いという結論に達しました。オオタカ対策は引き続き必要ですから、航路を避けて今も施工してあります。
ちょっと見にくいですが、テープに戸惑っているミツバチの様子です。ピザ窯は今は空で、右側20メートルに巣箱が設置してあります。
防鳥ネットを張っておくと、かなり被害を軽減できる気がする。(この写真は2年前の別の巣箱)着物を羽織るように巣箱の背後からかけて、前はこの写真のように解放にしても、鳥は頭が良いから警戒して巣門にとまりに来ることはなくなりましたが、こうやってそれでも被害があるようでしたら、前もネットで覆うようにすれば良いと思います。