こんばんは~ 富里ミツバチ愛蜂家です。
先の日誌にも上げた開放巣の続きです。 開放巣を 保護収容するにあたって足場を組まなければ話にならないので先週の木曜日にあらかじめ組んでおきました。収容するにあたって一人では収容が難しいと判断し同県のartemisさんにお声がけさせて頂き2人で作業する事に そして昨日24日(水曜日)に作業を決行 私は機材などのスタンバイで午前10時にartemisさんとは11時に合流し昼食をとってから午後一時に作業をスタート。
木曜日は暑かったので組むの大変だったな…
下準備を始めます。
まずは挨拶、ミツバチの警戒心を解きます すんなり手に乗っかって来ました。次に巣の周りにテープを貼り虫よけミストを塗っておきます ミツバチの行動を抑制する為ですね。次に吸引器の音や巣を切り出す際にミツバチが移動する事を見越して 開放巣の上部出窓屋根に西洋の7枚輸送箱を載せ併用で遮光ネットを張り暗闇を作り出し避難場所を作りました。
これで下準備は完了。 今回の開放巣の為に吸引捕獲器は新しく作り直しました。先の日誌でupしたGM2と接続先は桐の引き出しを改造した捕獲箱です。風車さんのアイディアを頂き80cmネットと現代縦型巣箱を直接接続しています。
今回自作GM2と捕獲箱はかなり上手く行きました。吸引力も程よく圧死や蒸殺などはありませんでしたが 羽化直後の蜂は体力が無くネットを上がれず箱内の蜂球と合流出来ない為保温不足で亡くなってしまった子達も見られました… まだまだ改良する余地がありそうです。 吸引は3~4分吸って休憩を繰り返して巣を覆っている蜂を吸い取り巣が見えてきました。
巣板の花粉層当たりをカッターナイフで切り込みを入れ慎重に外します。
巣枠に巣板をはめ込み 輪ゴムで圧着。2週間後外します。圧着したら発泡スチロールで制作した保温箱に巣枠を入れておきます。現代縦型の巣枠は上桟と下桟に輪ゴムを取り付ける為に溝が彫ってあるので固定しやすかったですね~
約1時間ほどで育児圏の巣板を巣枠へ移設完了
巣板は全部で5枚 外壁から出窓の壁に掛けて湾曲に営巣していました。
貯蜜層にいる蜂を吸引しているうちに蜂球の表面を女王蜂が移動しているのを確認 そっと素手で王かごに移し お世話係の蜂を付けました。
これで安心して作業が出来ます。 更に30分掛けて大多数の蜂を吸引出来たので 保温箱に入れている巣枠を現代縦型に移し 女王蜂入りの王かごを巣枠に針金で巻き付け固定
そして吸った蜂がネットを登り箱内で蜂球を形成しているもう1つの現代箱と接続し合流させ育児巣板の保温と女王蜂の世話をしてもらいます。
巣門を閉めて車で移設先へ移動 到着後 落ち着いていたので巣門を開放 使いたくは無かったのですが巣門にハチマイッターを取り付けて 女王蜂を王かごから開放して 作業完了です!!! いや~サポートしてくれた artemisさんには感謝です! ありがとうございました~ それと駆除を選ばずに保護という選択をしてくれた依頼者さんにも感謝ですね~ 私も保護収容はこれで3回目なのでまだまだな点もあるとも居ますが 今後も技術を向上して行こうと思います~ 長い日誌になってしまいましたが 付き合って頂き誠にありがとうございました~