待ち箱と場所の準備(ミツバチを始める前に言ってほしかったことの備忘録)
1.巣箱を設置する場所を用意する。日陰で電気柵を設置しやすい平地が良い。複数の場所を準備できればなお良い。熊用電気柵一式を必要な数を用意する。
2.飼育数は4~5群程度は必要。複数の場所で飼育したり、異なった仕様の巣箱で飼育したりできる。1~2郡では、強群弱群の意味も、場所の良し悪しも判らない。なので待ち箱と設置場所は5つ以上は準備しよう。まったく捕獲できなかった人は師匠から1郡購入してください。1年間、良く観察することです。1郡しか捕獲できなかった場合は、2郡程度師匠から購入するのも案です。最低1郡の越冬が最大の目標になります。
3.待ち箱の準備は前年の夏ごろからが良いです。待ち箱に生木は良くないので、冬からスタートするのはお勧めできません。十分に乾燥させ雨にもさらすこと。カビの出やすい合板や変形の大きい板は再検討する時間的余裕があるうちに試しましょう。ハイブリッドの台や、メントール用の蓋や日除け用の屋根も準備しておきましょう。
ミツバチを飼う前に検討しておくこと。
1.まず師匠を見つけよう。何人いても良い。それぞれの流儀があり、自分の環境や考えに合った師匠が見つかるまで、いろいろな人と話をしよう。
2.とにかくお金がかかる。巣箱を作るための工具や、除草剤、電気柵、日除けなど。さらに蜂蜜をしぼるための道具や、蜜蝋を作る道具が必要となる。さらに持ち上げ機や送風機なども必要になる。糖度計や蜜が入った重箱を持ち帰る入れ物なども必要となる。とにかくお金がかかる。
3.巣箱制作などの場所が必要になる。納屋が必要で、もちろん電源と水が必要となる。作った巣箱の保管なども考えると意外と広いスペースが必要となる。キンリョウヘンなどのランを育てるスペースも必要となる。とにかく場所が必要。
すべての条件を満たさない人は
1.師匠だけは、何としても探してください。ネットだけでは、不十分です。いや無理です。
2.飼育場所も絶対に必要です。日陰で涼しいところで、蜜源が豊富な場所が良いですが、なかなか良い場所は見つかりません。町に住んでいる人には難しい条件です。場所を貸してくれる人を探しましょう。知人、親戚、山で見つけた人、なんでも声をかけましょう。
3.作業するスペースが無い人は、巣箱を購入しよう。師匠から購入するのがベストです。サポート料込ですので、多少高いのは当然です。逆に安い方が問題です。後々のために、高額で購入してください。
4.お金を使わないように、採蜜用の機器などは師匠に相談しましょう。そのかわりに、草刈りでもなんでも手伝いましょう。労働力で返すのが一番です。
以上です。