投稿日:2024/3/1 06:53
楔の事を矢とも言う。 知らなかった!
伐倒のツルについては知っている心算でほとんどでまかせで慎重さ、伐倒の時に何に一番気を付けるかを分かっていなかった。
たまたま昨日の伐倒を動画に収める事ができ、何度も見直していると見えて無かった現実が見えてきた。
まづは昨日の伐倒動画、昨日日誌を重複するが、
伐倒木が倒れだしてから地面に付くまでの滞空時間は11秒~12秒
木が倒れだしてから最初は素早く右へ傾いて行くが、20度を超える位からは急に速度が遅くなる。
これがツルが機能している時間帯と云う事だと今、気が付いた。
最初に見たときは撮影を間違ってスローモーションで撮ったかと思ってしまった。
こんなにゆっくり倒れてくるなら真下方向に居ても体をかわす事が可能ではないかと思った。
https://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/sidou/attach/pdf/past_happyoushuu_aomori-514.pdf
岩手県国有林造林生産 請負事業協議会の専務理事 山田徹治さんの発表によると、、
樹高20mの杉立木が重心移動を始めて、着地するまでの滞空時間は約12秒~12.5秒との事。
私が昨日伐倒したものの樹高は測っていないが過去計測では凡そ25m。 滞空時間は11秒ほどだった。
私の事例ではツルが破壊された後、着地近くの速度が増したようには考えられなかったがこれは、既に地面との角度が10度位になっていたので速度を増す余裕のない距離だったのではないかと推測。
山田さんの発表では重心移動が始まってから直後の速度についての記述はない。
私の動画では大変早いがなぜなのかは今は分かっていない。
発表では重心移動はクサビで行うものとの事。
発表での受け口の角度は40度となっているが、改めて考えてみると今まではこの角度は適当(いい加減)にやっていた。
すなわち何でも良いからVの字に切り込めば倒れるさ~~~と思っていた。
過去は60度に近い事も40度位だった事もある。
どちらかと云うと大きめの角度にして来たが根拠なくやって来た。 危険すぎる!!!!!
漠然ではあるがツルの長さを長くしたいと思った時には当然Vの角度は50度とか大きな角度にしないとツルの長さが長くならない。
退避はツルが働いている時間帯に3m以上離れた所へ移動する。
そういえば高校時代の私の100m走は12秒が切れなかった事を思い出した。
キチンとしたツルを作れば3m移動するのはそんなに大変ではない。
もっともチェンソーを持ったまま退避するなんて事は絶対にしてはならない。
通常はデカい金槌を右手に持っている。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000185113.pdf
見落としていたのはクサビは複数を同じ形状のものを使うとある。
クサビはだんだん壊れてきているので手元にあるクサビは形状が違ってきている。
同じにするとは伐倒方向を正確にする為に必要だとすぐに気づいた。
尚、切り込みをする際には薄いクサビを用いる。
これも当然、厚いクサビを使っていたら倒れて来てしまう確率が上がる。
受け口の深さは幹の太さと4分の1以上。
太さが70cm以上の樹木は3分の1以上、、生き物たちの森には70cm級は少し残っている。
V字角度は30度から45度と書かれている。 再確認した。
(ア) くさびを用いる場合は、追い口切りと、くさびの打ち込みを交互に行い、最後は
必ずくさびを打ち込むことによって、伐倒すること。
(イ) くさびの打ち込みで、追い口が浮き始めたら、ただちに退避すること。
(ウ) くさびは、立木の大きさに応じて本数を増やすこと。
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。
モリヒロクン
千葉県
南房総市の79の遊び事好きジイです、年金生活者で 毎日が 日曜日です。メバル釣り 山菜採り 茸採りなどが 大好きです。犬も好きです。日本の山を 雑木林に変えたい...