投稿日:12時間前
参院選の投票が始まっていますが、10年前くらいからずっと、両親を付き添いながら期日前投票に行っています。父の難病が進み、車椅子になっても、父が投票に行くと言えば、ずっと連れて行きました。
でも、6年前に投票所での酷い対応を受け、それからは、脳の障害を負った者の選挙権(人権)を守る意味も含めて、毎回負けずに、車椅子を車に搭載し、市役所へ出向いてきました。
今回も事前にネットで許される工夫を調べたら、市町村によって、その手厚さも真剣さも大きく差がある事が判りました。
コミュニケーションボード?何じゃそりゃあ~(・・?
我が市は、未だ未だ意識が足りないし、国自体も危機感が無い事を感じ、地方の新聞の読者コーナーに投稿したのです。入稿条件の字数制限があったため、紋切り型で口調が厳しいかな~と思いながらも、私の言いたい事の半分も書けなかったですが、もっと社会全体で考えるべきことだと思い投稿。
でも、音沙汰が無かったので、やはり、過激すぎる内容だったかな。。。一番触れたくない事かも知れない。と諦めていましたが、昨日、編集長さんから直々に電話があり、明日掲載したいが、書き出しの日にち的なものが、既に過ぎてしまってるので、冒頭の時間的な言葉だけ変更して良いかという連絡でした。
チョッとビックリしました。何故なら、問題提起の内容が、行政にとっては、ピリッとくるかもしれないからです。冒頭の日にち部分だけ直して貰い、本当に、今朝、新聞に載っていました\(◎o◎)/!
支障が出るといけないので、匿名希望しましたが、あらら、市町村は出ちゃうんですね~。。。我が市は、チョッと慌てるかも。。。(;^_^A
「選挙に一石を投じる為にも掲載したい。」と編集長さんは言ってくれました。そして、御自分にも車椅子の親御さんが居て、他人事ではなく、共感したと仰ってました。新聞が共感してくれたのは、本当に嬉しかったです。
わざわざ車椅子を押してまで、選挙に連れて行く家族とその本人の思いを考慮すれば、こんな酷い対応は無いと、普通は思いますけどね~。私が認知症になっても、現状の対応では、誰も同じように連れて行ってくれる事はない訳ですから、参加する人をもっと大事にすべきです。貴重な1票ですもの。
今回母を連れて投票に行ったら、今までよりも応対がソフトになっていました。調べてみると、2年前に、総務省から、障害者や高齢者に対する対応マニュアルが発行されていました。
お達しは、少しは効いているようです。でも、認知症患者の選挙権に対する意識は、市町村によってバラバラの部分は否めないですね。 進んでいる市町村では、職員向けに応対の仕方や準備について、動画が作られていたり、コミュニケーションボードなる、困っている人に対する提示カードが作られていたりして、格差が酷いです。
宮崎市のコミュニケーションボードが、総務省のページに紹介されていました。戸惑っている人が居たら、このボードを提示して、ヘルプするためのカードだそうです。
その使い方についても、ボード裏面に掲載されるようです。
しかし、根本的な問題としては、安心して投票に行けるようにアピールも足りていない、周知されてない事も問題なのです。福祉の一環として、選挙に行くのが困難になっていそうな家庭には、「こんな工夫が在りますから、車椅子でも、認知症でも、問題なく選挙が出来ますよ~(^^♪」というアピールを積極的に行って欲しいとも思うのです。大体が、諦めていて、行っても出来ないから行かない。連れて行かない。と思って居る家庭が大半かも知れません。
特に、選挙管理委員会に声が届くのが願いです。一石の波紋が広がると良いな~と思います。今現在、認知症患者は、470万人。。今後も増える一方です。この票の殆どが捨てられてしまう票のままでは、大きな社会問題です。新聞投稿の最後に書いたように、「明日は我が身なのに。。。」 です~~(-_-)
れりっしゅ
千葉県
南房総鴨川でティーハウスをやってます。初めての巣箱を2021年3月中旬から設置し、漸く3年経ったばかりの駆け出しです。専門用語も殆どわからず、兎に角試してみよう...