投稿日:2023/10/28 02:42, 閲覧 717
逃去と云う(蜂にとって)素晴らしいシステムはどの様なプログラムだと感じましたか?
恐らく始まりは外敵逃去だと思います。いやもう逃げないとやられる状態です。
逃去して生き延びた群がやがて外敵逃去プログラムを確立させた上で、計画逃去に発展させたと考えます。
つまり、このまま此処に居ても死んじゃうよねぇの判断、且つ、そのために育児を止め、貯蜜を腹に貯めて逃去するプログラムです。
昆虫は概ね個々に考えることはなく、予めプログラムされた通りにしか行動できません。
であるならば、計画逃去は、これとこれとこれがOnしたら起動する、、様にプログラムされてる筈です。
この質問では、継ぎ箱が遅れて逃去された例に絞ってみようかと思います。色々だと難しくなるので。
自然界で継ぎ箱(空間が拡大する)が起こるのは極めて稀です。なのでその判断は、
良いと思って越して来たけど、ここじゃぁ冬は越せないねぇ、だって必要な量を貯められないもんねぇ。とか、私(女王)の出産能力にここは狭いわ、未だ若いのにここの広さに甘んじてちゃ駄目、もっと広い所を探しに行かなきゃ。とかと推測します。
その時期と容積(内寸と段数)がどの程度だったか教えて戴けないでしょうか?
そして、どぉ感じたかを添えて戴けると有り難いです。
昆虫はあまり複雑な処理はできない筈なので、発動条件はそんなに多くはない筈です。
又、貯蜜量がどれくらいあるか? 造巣に使える空間容積がどれくらいあるか? なんかの高度な認知能力も無い筈です。もっと、もっとシンプルな条件の筈です。
もう産む場所が無いわぁ、、引っ越そうかしら。くらい単純な判断だと思います。
caiさん おはようございます。
経験が浅く回答はできませんが大変興味深い質問内容です。皆さんからの回答を参考にさせていただきます。
caiさん
>継ぎ箱が遅れて逃去された例に絞って
このような例は少ないと思いますよ。みなさん熱心に飼育されてますので・・・
私も蜜蜂の意思決定メカニズムに興味がありますので、他の逃去例ですが記入してみます。
5月末に入居して5Km移動して自宅に置いた群、7月中旬に逃去しました。日当たりは午前9;30~午後2;00くらい、巣門前は風通りが良い(風が強い)、巣門前を人間(私)が通る、7月初めにMトールを入れた(徘徊蜂が居たので)。
巣箱内寸232x232x150x3段、7月中旬逃去、巣板は2段までで満杯ではない。
逃去の感想
移動により環境が変わった上、巣門前の風が強く住みづらさを感じていたであろう。その上Mトールでさらに不満が増大した事が原因していると感じました。
意思決定はシンプル、蜂の不満数が満足数を上回ると行動を起こすのではないでしょうか?
caiさん こんにちは。
逃去について、痛い目に遭った事が多々あります。(未だ、経験2年半なのにねー)でも、継箱遅れではありません。
「逃去に繋がった、最後のスイッチは何だったか?!」なら、共通項が見いだせると思いますが。。。
先ず、継箱遅れの場合ですが、うちの場合は、それが誘因となり、分蜂が大分蜂になり、蜂数激減。というのがありました。それの後、蜂数とスムシのバランスが崩れ、とうとう、巣を追いやられる羽目になりました。その群には、常に満杯になるまで継箱をしなかったので、分蜂回数が増えたと思っています。
うちの場合の逃去は、色々な条件の内、「もうこれは済み続けられる環境ではない!」と蜂が判断した時でした。蜜も殆ど残さず、綺麗な巣板だけを置いて、空っぽになりました。外敵ですね。スズメバチか、アリでした。それでも、蟻で逃去した群は、40日後に自然入居?で、同じ箱に戻って来ましたよ。本心は離れたくなかったかも(・・?
逃去未遂が2回。スズメバチサラバのスプレー臭に驚いた時、バババ―ーーっと、逃去して直ぐ上の木に蜂球を作りましたが、残った蜂も居たので、その後、人間が離れて、時間を空けたら戻って来ました。
もう1回は、やり慣れないMトールを5g置いてみたら、何時間か後に、ゾロゾロ外に出てしまい、箱に分厚くこびりついてました。箱を開け、Mトール臭を追い出して、Mを撤去すると、逃去せず自然に戻りました。逃げたい訳ではなかった逃去は、戻る確率が高いです。
回答にならない迷回答でスミマセン。
caiさん 昆虫界においては、日本ミツバチが一番に知能が高く、次ぎにオオスズメバチとも言われています。日本ミツバチの意思の疎通は産毛が触れ合っているだけでも以心伝心します。なので、行動は群れの総意により決定されます。・・・逃去には突発的なものと計画的なものが有り、後者は複合的な状況が重なり、産卵や育児を止め、貯蜜を腹一杯に蓄えてから行われます。尚、西洋ミツバチは、餓死しそうな状況でも逃亡が組織できません。
おはようございます、caiさん!
自然ではよほど住宅事情に困った環境でない限り、日本みつばちは必要容積以上で適当な閉鎖空間を営巣場所に選び生きてきたものと思います。
それに反した選択をした系統は全滅などで淘汰、血筋が絶え現在に至ったと考えるのです。
容積増大など、例えば台風で営巣していた大木が倒れそのことで開放的に空間が拡がるなど滅多に起きず、もしその場面に遭遇した場合、逃げて別場所で生存を計ることは想像出来ます。
複雑な処理は出来ずとも、その生命力は凄いものがある筈です。
答えとしましては、経験なく答えを持ち合わせていないといったところです(>_<)
逃去を促すものとして給餌を挙げたいと思います。
逃げるタイミングを逸した蜂群が細々と巣箱内に留まった時に緊急的に給餌したところ、にわかに活気付き逃去行動に及んだことを経験しました。
普通の逃去と違った点として、付近に蜂球となることなく群全体が飛散したことで、再起はなかったと考えますが。
cai さん こんばんわ
たいへん興味深い質問です。(^.^)/~~~ わたしは、以下のように考えています。飼育下の逃去と、飼育下にない状況での逃去とは、少し異なるように感じています。
飼育下では、飼育者は、飼育環境に配慮すること、生態に学び最大限にその能力を発揮させることが基本と考えています。このことから逃去の起因は、主に飼育者側にあると考えています。もちろん飼育者がコントロールできない要因も存在します。飼育の有無を問わず、逃去は、環境の悪化による生命維持や種の保存という、ニホンミツバチ特有の自然のメカニズムの発露と想像しています。
双方ともに、いろいろな要因が複雑に絡んでいると推測され、簡単に思えることも原因を正確に確定することは難しいような気がします。推測や想像することは、易しいですが。
>「この質問では、継ぎ箱が遅れて逃去された例に絞って」に関しても難しいような気がします。(>_<)
御参考までに
https://38qa.net/174432
2023/10/28 09:00
2023/10/28 11:04
2023/10/31 10:12
2023/10/28 10:55
2023/10/28 08:48
2023/10/28 23:24
加茂富士
岡山県
友人から背中を押され古希を迎えてから健康維持のため日本ミツバチとの付き合いを始めました。 久志冨士男氏、岩波金太郎氏、週末養蜂及び38qa.netからの情報を...
ハニービー2
茨城県
養蜂7年目になりますが、まだ新人です。
れりっしゅ
千葉県
南房総鴨川でティーハウスをやってます。初めての巣箱を2021年3月中旬から設置し、漸く3年経ったばかりの駆け出しです。専門用語も殆どわからず、兎に角試してみよう...
cai
神奈川県
ニホンミツバチの野生状態観察が主目的の飼育です。分蜂(繁殖)を優先し、採蜜は古巣除去副次に限り、蜂蜜の販売は一切行いません。養蜂としての管理は極力行わず、目的の...
cai
神奈川県
ニホンミツバチの野生状態観察が主目的の飼育です。分蜂(繁殖)を優先し、採蜜は古巣除去副次に限り、蜂蜜の販売は一切行いません。養蜂としての管理は極力行わず、目的の...
加茂富士さん,
5段あったのに逃去したとか、、例があると空間よりバランスなのかなぁとか思えるんですよねぇ。
人間が考えれば、いやいや、越冬には十分でしょうって思えても、貯蜜量に対して蜂数が多ければあまり残さずに逃去できる、、つまり巣板さえ損すれば失う物は少ない、、その群に対しては5段のスペースでも不満とか、、分かりませんけどね、どんな例があるのかは。。
2023/10/28 10:47
cai
神奈川県
ニホンミツバチの野生状態観察が主目的の飼育です。分蜂(繁殖)を優先し、採蜜は古巣除去副次に限り、蜂蜜の販売は一切行いません。養蜂としての管理は極力行わず、目的の...
ハニービー2さん,
多数決は転居先決定でも同じですもんね。只、引っ越し前を覚えてるのは女王唯一匹ですし、前の方が良かったと云うより、何かトリガーになるものがあったのだと思います。
はい、個人的には継ぎ箱が遅れたと云うケースはかなりレアなんではないかと思ってます。
2023/10/28 11:18
cai
神奈川県
ニホンミツバチの野生状態観察が主目的の飼育です。分蜂(繁殖)を優先し、採蜜は古巣除去副次に限り、蜂蜜の販売は一切行いません。養蜂としての管理は極力行わず、目的の...
れりっしゅさん,
貴重な情報を有難う御座います。
継ぎ箱遅れに絞ったのはボキの勘違いの様です。皆さん、あまりにも継ぎ箱が遅れたら逃去されるんじゃないかと心配してるので、てっきり、そんな事例が沢山あるものだと勘違いしてしまいましたが、実際は殆ど無い様です。まぁ、それが分かったので良かったとも思えますが、、、
分蜂を誘発すると云うのは面白いですね。私には狭いけれど住めなくはないから、娘に押し付けちゃおうかしら。。
でも逃去よりは格段に合理的です。そこでそこまで増やせた事実と出ることと出ないこと両面でのリスクを回避できます。(最悪現状維持、上手くすれば繁殖できる)流石としか言い様がないです。
その意味で、継ぎ箱の遅れは分蜂を誘発するとは言える印象を受けます。
それにしてもデリケートですね、飼い主に似るんでしょうか? w
うちのはメントールも空間除菌剤も知らんぷりです。全く意に介しません。あまりにへっちゃらな態度なんで継ぎ箱も二度目は無防備でやりましたが未だ一度も刺されてません。とっても鈍感で助かります。横着こいて巣板の先っぽが欠けちゃったのに、、です。
飼い主もアレルギーとは無縁なので、、似るんですかねぇ?
2023/11/1 01:14
cai
神奈川県
ニホンミツバチの野生状態観察が主目的の飼育です。分蜂(繁殖)を優先し、採蜜は古巣除去副次に限り、蜂蜜の販売は一切行いません。養蜂としての管理は極力行わず、目的の...
少ない資源で種を維持できるって戦略を選択してますので、知能と言えるものが個体にあるとは、、、神経回路の数も限られてますし、、昆虫の神経回路だけナノプロセスってことも聞いたこと無いですし、、
尤も外骨格を選択した時点で大型化は無理なんですが、、自重で動けなくなるんで。
2023/10/28 11:24
cai
神奈川県
ニホンミツバチの野生状態観察が主目的の飼育です。分蜂(繁殖)を優先し、採蜜は古巣除去副次に限り、蜂蜜の販売は一切行いません。養蜂としての管理は極力行わず、目的の...
ハッチ@宮崎さん,
それはまた、興味深い。。それは留まった方が悪い結果が待ってたのか、何かのトリガーが揃ったのか、、虫が火に入る様に、一見、物凄く賢く見えても考えて行動してる訳ではないので愚かな様にも見えたりします。
只単に光に直角に飛んで真っ直ぐ飛んでる積もりなのが、太陽光と火の光の違いで火の周りを飛んでしまう様なもので、、
2023/10/28 10:32
cai
神奈川県
ニホンミツバチの野生状態観察が主目的の飼育です。分蜂(繁殖)を優先し、採蜜は古巣除去副次に限り、蜂蜜の販売は一切行いません。養蜂としての管理は極力行わず、目的の...
yamada kakasiさん,
住み替えは初耳でしたが、まぁ、計画逃去がそれに当たるのかと思います。
御指摘の通り、絞る時点で観察ではなく推測が必要です。
大変多くの方が継ぎ箱が遅れての逃去を心配されてるだけで
実際、それと疑われる事象でさえ殆ど例が無い様にも
思えてきました。
分蜂からの入居にしても、或る条件をクリアしたらと云うよりは
天候等で伸縮する期限の中で、多数決で一番良いと思われるものを
選んでるに過ぎませんから、そこからの逃去は十分にあるものと
思われますが、人がなんとか入居して貰おうと腐心して用意した
巣箱に限っては、これは駄目だ出て行かなきゃなんてことは
まずないのだろうと、、、
2023/10/29 07:24
niyakeodoi
島根県
家敷内と畑とで4群を管理していますが、増せば心配の種も増えるので5郡くらいに留めておこうかな~と思っています。・・・知らんけど!!
いつも、みなさんの、お知恵を拝借させていただいています。感謝感激です。(^^)/~~~ 新たな事実や発見を取り入れ、データや経験や勘とすり合わせながら、良い方向...
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...