先日まで活発だった大群が何らかの原因で逃去?しました。
昼間、内見すると十数匹がうろうろし、蜂球はなし。
このままではスムシにやられるか、
盗蜂される恐れがあるので巣板を切る準備をしていました。
翌日、案の定、洋蜂の盗蜜が始まったので巣門を閉じ、夜間に巣箱を移動。
内見したら、昼間にいた蜂はほぼいなかったので、内見時の蜂も盗蜂だったかもしれません。
夜間に正確な蜂数を調べる必要性を痛感しました。
ネジを外し、巣箱の蓋をそろっと開けても、飛び出す蜂はなし。
仕方なく解体を始めたら、4段に蜜がぎっしり。花粉もたっぷりありました、
こんなに大量の備えをしていて、どうして逃げたのでしょうか?
切り進んで行くと、奥の方に10匹ほどの働き蜂と1匹の雄蜂が潜んでいました。
巣箱から巣板を取り出すと、逃去により冷えた蜂児が飛び出したようになっていました。
巣箱の下に蜂児が落ちていたのは、冷えた巣板から落ちたものかもしれません。
片付けに追われていたら、ふと歩いてる蜂を発見。
慌てて保温用の巣箱に入れようとしたら、
なんと、初めて、3年目でやっとお目にかかれた女王様でした。
この群れは、私が養蜂を始めた一番最初の群れで、3年目でした。
一度も攻撃したり、私を刺すことはなく、
スズメバチ攻撃にも、洋蜂の盗蜂をもくぐり抜け、ぐんぐん巣板をのばし
毎年、美味しい蜂蜜を生産していた素晴らしい群れでした。
だから、女王様に会えた感動はひとしおだったのです。
給餌の巣蜜を近づけると、頭を突っ込んで吸っていました。よかった。
動きも活発で元気そうでした。
今は、側近数匹に取り囲まれて、天井に固まってます。
なぜか女王様も働き蜂も、手を差し伸べると私の指に乗ってきて離れようとしないのです。
寒いのかなと思い、昨夜は蜂児層と花粉、貯蜜層の一部を入れて、
電気毛布とカイロで保温して一夜を過ごしました。
いつもは途方に暮れる健全な無王群がほしいと、切実に思いました。
この女王が春を迎えるまで何とか生き延びる方法はありませんか?
また、群れを持たない女王が冬眠から明けて自分でコロニーを一から作るスズメバチ女王みたいに、ニホンミツバチ女王も頑張ってくれないのでしょうか?