Question

巣枠式の群が、無王になったようです。複数卵の産卵は見られませんが、巣房が雄房のみのようです。

[image="https://d3dlv5ug8g5jts.cloudfront.net/054/5440583208442658131.jpeg"]

王台らしきものも出来てますが、中身は状況から雄ではないかと思います。

女王の産卵は先月7月10日ごろまでと考えられ、20日に他群から追加した蜂児枠の蜂達は既に出房していると考えられます（この枠には卵はなかったと思います）。

この群を、別の巣枠式（同型の巣箱ですが、上段に積み上げるためには上段用の箱に枠を入れ替える必要があります）の姉妹群に合同させることは可能でしょうか？

タイミングと方法を確認したいです。

▶︎タイミング

変性王台らしきものがありますが、雄蜂であるのなら、今すぐに合同した方が良いのでしょうか？王台があると蜂が意識して合同を拒絶するなどありますか？王台出房を待った方が良いのでしょうか？

▶︎方法

巣門の構造上、現状の箱を上下に積むことができません…。物理的に乗せられますが、前方巣門側が噛み合わないので斜めになってしまいます…。ですが上段用の巣箱に枠を入れ替えた場合、上段に積み上げると巣門がありません（ドリルで穴を開ける？）。上蓋を少し開けておくという対処でも大丈夫でしょうか？

上段と下段の境は新聞紙1枚で仕切るでしょうか？巣箱を移動させると戻り蜂が出ると思いますが、戻りを保護して再度追加合同なのでしょうか？…。

Answer 1

確かに全て雄の育児房に見えます。この王台は雄性、空、死蜂のいずれかです。合同すれば健全群に働蜂産卵が拡がります。合同するには手遅れであり、そのデメリットも大きいです。実施するならすぐに合同します。「王台があると蜂が意識して合同を拒絶するなどあるか？」 … ありません。不要な王台は合同先の群により壊されるかもしれません。「王台出房を待った方が良いか？」 … 王台を切除しての合同をお奨めします。

「上段に巣門が無い。」 … 温度上昇を防ぐため上蓋を少し開けておくのが良いと思います。流蜜最盛期には燻煙器のみで合同、新聞紙のみで合同をしたりします。今の時期に新聞紙の仕切りのみでの合同は闘いにより多くの犠牲が出る可能性があります。日本酒を吹き付けると良いと聞きますが、試していません。流蜜窮乏期の合同は両群が馴染むのに時間がかかります。

巣枠を覆う蜂がまばらなためスムシ侵食の懸念があります。貯蜜巣枠は残し育児巣枠を抜いて減らした方がよいです。

当方の実施例が参考になれば幸いです。

https://38qa.net/blog/292054

https://38qa.net/blog/44940

”合同” で検索すれば多くの実施例があるようです。

Comments

葉隠さん

ありがとうございます。リンク先参照しました。

今回の合同群は8メートルしか離れていないので、一旦両群2キロ移動のパタンになるのですね…。

仕切りが新聞紙よりも寒冷紗などの方が良いようですね。これはトリカルネットとか蜂が通れないけどけど目が荒い網でも使えるでしょうか？（スムシが落ちても嫌なので寒冷紗の方がいいのかも…）。

女王がいなくなって1ヶ月近く経つと思われますが、群自体はおとなしく、（働き蜂）産卵もまだ極わずかです…。それなりに雄房はあるのでこの1ヶ月ぼちぼち産卵はしているのでしょうが…。

貯蜜は両群それなりにしているので、蜜枯れほどの環境ではなさそうです。無王群ではない方が、ちょっとイライラしている感じがするので合同で攻撃しないか心配です…。

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みかんちゃん＠清水さん

戻り蜂が出るため両群を２km移動が理想です。「新聞紙よりも寒冷紗などの方が良い」… そのとおりです。トリカルネットでも良いですが、３mm目は対角３✕√２＝4.2mmのため蜂が通過します。今の時期は両群が馴染むまで数日かかると思った方がよいです。

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葉隠さん

いつもありがとうございます。合同先の群には小さいながらも7月分蜂時の新女王蜂がいました。今後の羽化蜂がまたしても小さいのではと気掛かりですが…。どちらも同じ規模の群なので、ケンカで蜂数が減るのは今時期ちょっと避けたいところです。合同の準備を進めつつも既存の一部の蜂の寿命を縮めることになるのか、このまま天寿を全うして群を終わらせるか考えてみようと思います。