投稿日:2020/4/2 02:23, 閲覧 100
西洋ミツバチ養蜂が衰退してきた平成の時代、その勢力が狭まるに連れそれまで山間地域に追いやられていた日本古来の土着蜂である日本みつばちがその本来の棲息地域である平野部に戻ってきました。
それまでも伝統的飼育法であるハチドウやウトとも呼ばれる丸洞巣箱やそれを簡略化した角洞巣箱、地域によっては横型巣箱などで細々と飼育が続けられてきた日本みつばちですが、近年は四角い升形を何段か積み上げた重箱式巣箱に日本みつばちを棲まわせて飼育する趣味の養蜂家が増えてきました。
こうした蜂飼いは日本みつばち古来の習性である蜂蜜の貯蔵を奪い取る蜂蜜生産に特化したものではなく、時としてその出入りを見ることで癒しを感じたりまたその不思議な生態を観察することで満足を得たりと多岐に渡る楽しみがあるものです。
蜂蜜生産を近所の人にお裾分けすることは大変に喜ばれることが多く、更には蜂蜜採取後の空巣脾から蜜蝋を精製しそれを加工し蝋燭に整形したり、また蜜蝋クリームに調合することで蜂産品を増やし蜂蜜とともに販売に向けて収入を得ている養蜂家もいらっしゃるようです。
ハッチ@宮崎
宮崎県
昭和59年10月4日、人家の壁内に営巣していた日本みつばち群をラングストロス(巣枠入り)巣箱に収容して以来、飼育を継続しています。翌昭和60年の春からは生態比較...