雨降ってきて内検できなくなったので、「仕方なく」。
ウサギ谷にて、有用な植物の実生を拾う。厳寒期(降水量も多い)に蜂場管理を兼ねやろうと思っていた作業でもある。いずれも、お役立ち度はさほどでもないと思うのだが、ちょっとずつはこういう事をやってゆくべきかなぁ?ぐらいの心得。
・ハマヒサカキ:冬季に開花。蜜源・花粉源。葉っぱが密で育ちさえすれば防風効果期待できそう。強度の耐陰性。成長はかなりトロいと思う。実生は多少採れる程度なので大事に使いたい。
・ツワブキ:冬季に開花。蜜源・花粉源。100株ぐらいは植わっていないと役立つとは思えない。耐陰性がある。島の人に好かれている植物(葉っぱを料理して食べる)。採れる場所では実生が無尽蔵に沸き続ける。
・ゲットウ?:クマタケランってそっくりさんかも。葉だけで見分けるのは無理。梅雨頃に開花。意外と糖度の高い花蜜を出す。やっぱり大量に植えないと役立つとは言えないと思う。耐陰性があると思う。中途半場にデカくなるので少し鬱陶しい。しかし島の人には大変好かれている植物(葉っぱがお餅を包むのに使える)。実生や球根が手に入りやすい。
・サキシマフヨウ:秋に1か月以上開花し続け、それなりに役立っていると思う。いわゆる先駆種で日向でないとダメ。実生があまりにもどこでも無尽蔵に沸くので、気軽に雑に扱える。島でも雑木扱いなのと、毛虫が沸いてキモいのが欠点。
・シャリンバイ?:僕は花や実がないとトベラと見分けられない…どちらにしても、4月頃開花、時期的に有難みはほとんど無く、完全に防風用。全然別の科なのに、なぜここまで他人の空似…?シャリンバイは、大島紬の染料でもある。
採った実生達はその日のうちに、別の養蜂場(新しく借りた)に植えてしまう。
本当は夏季に開花するサルスベリ(シマサルスベリという在来種がいる)や、カラスザンショウを拾いたいが…残念ながら今のところ見当たらないのでひと手間or費用を要する。春にサルスベリの実生を育てていたが、すぐ枯らしてしまった。再チャレンジ。