春になり、以前書き込ませていただきました、ブッドレアの苗木の販売時期になりました。英国など英語圏の国では、ブッドレアは、別名「バタフライブッシュ」というほど、庭に植えるとチョウが群がる植物として有名です。もちろんセイヨウさんも来るそうです。英国人と話をすると、チョウやハチのための植物というと、すぐにこのブッドレアの名前が出てきます。それほど、英国では昆虫を呼ぶ絶対王者のような存在のブッドレアですが、なぜか日本では、ほぼ知られていません。公園等にあるブッドレアにも、それほど訪花はないようです。それが以前から不思議でした。
あれからわかった事をまとめますと、総称としてのブッドレアの中には、チョウがよく来る種類（グループ）と、そうでないものがある事が判明しました。チョウがよく来る種類は、日本ではあまり植えられていないようです。
ブッドレアの中でチョウがよく来る種類は ブッドレア ダビディ種だという事です。ダビディ種の園芸品種としては、ロイヤルレッド、ピンクデライト、ブラックナイト、ガリバー、ブルーダイヤモンド、ホワイトプロフュージョン、エンパイアブルー、オーレア等がありますが、中でもよく植えられていて、チョウがよく来ているのがロイヤルレッドとピンクデライトらしいので、その両種を購入しました。ピンクデライトは予約で、来月届く予定です。
もし日本でもニホンミツバチがよく訪花するようでしたら（英国でセイヨウさんが来るので大丈夫と思いますが）、初夏～秋まで長い期間開花するので、花枯れの夏期によい蜜源となりそうです。秋の花が咲くまでの期間をうめる植物として、とても助かるでしょう。成長も早く、長期間花が咲き続けるという事ですので、今後よい蜜源植物として広まる可能性があると思っています。その確認のため、自分で植えてみようと思いました。花は植えた年から咲くそうです。
しかし残念ながら、一緒に飼育していてた友人から、この春完全に私のものとして１群譲ってもらう約束をしていたのですが、対処していたはずのアカリンダニが年明けから急に力を増し、私が譲ってもらう予定だった群れは消滅してしまいました。友人の群れも消滅寸前です。そのため、今年はゼロ群からのスタートとなりそうです。このところ復活しかかっているように見えていた野生群もウメの花に見られません。そのため、残念ながら私の所では、ブッドレアの蜜源花としての効果の確認は、今年はできないかもしれないと思ってもいます。もし興味をお持ちの方がおられましたら、植えてみて、結果を書き込んでいただければうれしく思います。（私は広島県ですが、県内もしくは近県の方で、飼育の群れ数に多少とも余裕があり、お嫁に出してもいいよ、と言われる方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただければうれしく思います）
