今年の分蜂は大変早くから始まりました。4月3日に第2分蜂がありました。
巣枠ハイブリット群の第1分蜂は、今まで経験した中で最大の蜂球でした。第1分蜂の約2倍の量だったようにおもいます。
このサイトの手引きで蜂友さんになっていただいたみかんやまさんの果樹園に運んで置いた自作か式型巣箱に入れましたが、後が大変、夕刻には大量の蜂が乱舞しパニックになりました。
翌日の早朝も大量の蜂が乱舞しており❗、みかんやまさんの自宅周辺どころかたぶん1500坪以上ある果樹園全体、下方にある人家、他所の耕作地まで翔び回り、「蜂に殺される。」と叫ばれる始末です。この自作か式型巣箱は昨年2回に続き3回目の逃去。嫌われる原因があるんだなあとガッカリ。夕方には翔び回る蜂がどこへ行ったのか減り、自作か式の横に置いたみかんやまさんの重箱の巣門口にご飯茶碗2杯弱の小さな蜂球が残っていました。あの大量の蜂群はいったい何処へ行ってしまったのかあれこれ考えました。
もし、女王蜂がいないのなら昨年秋に入居したみかんやまさんの弱群に合同させようかなどと考えていたところ、3日目の午後、みかんやまさんから電話があり分かりました。行方不明の飛び交っていた蜂群は、人為的に合同しなくても自分達で合同していたのです。みかんやまさんの果樹園に置かれている弱群の方の巣箱に入っていました。見に行ったところ喧嘩をして殺しあった形跡もなく底板はきれいでした。昨日、夕方から飛び交う蜂群が減っていったのは、弱群の巣箱に徐々に入っていったようです。
重箱巣門に蜂球を作っていた群は、落ち着いて固まっていましたから女王が居るようでしたので、簀や天蓋、扉付き基台を工夫し取り込んで中に入れるとスンナリ収まりました。
女王と分かれて行動した大量群、少ない数で女王と共に行動した群、2群に分かれて収まったようです。みかんやまさんの話では、まだ、下方に設置された巣箱があるのでそれらにも分散したかもしれないとのことでした。
臨機応変に行動する蜂の世界を垣間見る面白い出来事でした。数千匹の蜂を殺さずに済んだのが何より嬉しかったです。