ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
投稿日:2021/4/20 21:47, 閲覧 164
昨日は13時頃 帰省群#1の元気な状態を確認、14時頃親戚に見回り。 15時頃自宅群(越冬2群+新規分蜂群4群)を巡回したところ、帰省群#1の巣箱がもぬけの殻となっていました。 … 敷地内の待受けや集合板、樹の枝下には蜂球はなく、計画的逃去〔自然界への回帰〕と思われました。 (このA1群は4/13に親戚で強制捕獲、自宅へ帰省してもらって巣箱に収容しました。
逃去後の簀の子を裏返した状態が 以下の写真です。
最大の巣板長は15cm(入居後6日)で、巣房には花粉(濃い色の巣房)と蜂蜜(薄い色の巣房)の貯蔵が始まっていました。
この先の蜜源不足を心配していた大家の気持ちを汲んで自然回帰してくれたお利口さんな娘達だった! 「ありがとう! 元気でね~!」 … で終わりの予定でした。
★長くなって恐縮ですが、続きがあります。
自主的な判断による『逃去』=「大家が心から望むこと」ではなかったんです。 自然界の厳しさを痛感することとなりました。
まず、下の写真は 昨日の18時頃、自宅分蜂群(N5群)の巣箱で、巣門扉横の縦巣門周りに集まっているちびっ娘達を確認しました。
これを見た時は、「何で? そんなに暑くないのに?」とやり過ごしましたが、実は 彼女たちはA1群の遠慮気味の彷徨い蜂だったのです。 2時間後に巣箱内を確認したところ、巣箱内の隅に立ち昇る蜂の集まりがありました。 … これらの蜂達と巣箱外に居る蜂達は、A1群の彷徨える蜂達だと確信しました。
その理由はというと、タイミング的に考えて、新女王が交尾飛行に出掛け、その途中で事故(恐らく鳥による補食)に遭ったのではないかと思ったからです。
下の写真は、隅を伝って地主群蜂球に近づく 無王群
下の写真は、地主群蜂球に迫る 無王群
昨晩は、何も手を出さずに、自然に合同してくれることを願いました。 … 但し現実は厳しく、遠慮がちなちびっ娘達は少数で野営して、今朝は寒冷麻痺状態でした。 ⇒ 勿論彼女たちは温めて全員蘇生しました。
なかなか合同が進まないため、やむなく希釈した日本酒をスプレーしました。(自分にもかけたかったです~) … その後様子を観ていましたが、激しいバトルは無かったものの、10m先の元巣群でバトル連発。 沢山の犠牲が出ました。
そして 合同されたN5群の蜂数は、その前と比べて余り変わらないか、むしろ少し減ってしまった感じさえあります。 … 新女王様の事故は、単なる女王の死だけではなく、群の全ての蜂の命が脅かされる/失われる悲惨な出来事だということを 痛感しました。
残ったちびっ娘達を全力でサポートします。
ハニーエイトマン
埼玉県
3年間の待ち人来たらず期間を経て、2018年5月から ニホンミツバチとのお付き合いを始めました。 分蜂による自然界への回帰や飼育群の増加という経験もありましたが...
おっとりさん、コメントありがとうございます。
女王様が不慮の事故に遭って戻らなかった群ですので、そのまま孤立して雄蜂祭りで The End になるより、今の時期ですから他の新規分蜂群に合同して 余生をその群に捧げようと思ったのでは? 勿論 すんなり合同が達成できる可能性は低いですが、でも可能性があるなら「トライすべし!」と 遺伝子の命令により決行したのだと思います。
乗り込まれた方は青天の霹靂ですが、上手く群が強勢化するケースもあるでしょうし、「こういうことがある!」ということを学べたのではないでしょうか?
巣箱内に蜂球が形成されると、女王様の交尾の成否を待つことなく、巣脾形成は始まりますね。 … うちの待ち箱の簀の子上には 原料となる盛上げ巣の巣脾片を入れています。
新女王様の交尾飛行での事故(鳥による補食)は、結構多いのではないでしょうか? … それが故に 群の命である女王様は、外出による事故リスクを避けるために 十分な交尾を完了すると巣箱外に出ない、出なくても済むように 最初の交尾で生涯で産む卵のための精子を 複数回の交尾で獲得するという習性を獲得したのだと思います。 ⇒ このことが意味するのは、外出が如何に危険かということだと思います。
2021/4/21 20:27
巣板をあそこまで伸ばして、それでも逃去してしまう事があるのですね。
王女が交尾を終えてから、巣板を伸ばすのではなくて、分蜂したら速やかに巣房を作っていくのでしょうか?
なかなか、定着させるのは骨が折れますね。
2021/4/21 14:55
おっとり
千葉県
ワバチが棲みたくなる洞をつくる。