昨日は13時頃 帰省群#1の元気な状態を確認、14時頃親戚に見回り。 15時頃自宅群(越冬2群+新規分蜂群4群)を巡回したところ、帰省群#1の巣箱がもぬけの殻となっていました。 … 敷地内の待受けや集合板、樹の枝下には蜂球はなく、計画的逃去〔自然界への回帰〕と思われました。 (このA1群は4/13に親戚で強制捕獲、自宅へ帰省してもらって巣箱に収容しました。
逃去後の簀の子を裏返した状態が 以下の写真です。
最大の巣板長は15cm(入居後6日)で、巣房には花粉(濃い色の巣房)と蜂蜜(薄い色の巣房)の貯蔵が始まっていました。
この先の蜜源不足を心配していた大家の気持ちを汲んで自然回帰してくれたお利口さんな娘達だった! 「ありがとう! 元気でね~!」 … で終わりの予定でした。
★長くなって恐縮ですが、続きがあります。
自主的な判断による『逃去』=「大家が心から望むこと」ではなかったんです。 自然界の厳しさを痛感することとなりました。
まず、下の写真は 昨日の18時頃、自宅分蜂群(N5群)の巣箱で、巣門扉横の縦巣門周りに集まっているちびっ娘達を確認しました。
これを見た時は、「何で? そんなに暑くないのに?」とやり過ごしましたが、実は 彼女たちはA1群の遠慮気味の彷徨い蜂だったのです。 2時間後に巣箱内を確認したところ、巣箱内の隅に立ち昇る蜂の集まりがありました。 … これらの蜂達と巣箱外に居る蜂達は、A1群の彷徨える蜂達だと確信しました。
その理由はというと、タイミング的に考えて、新女王が交尾飛行に出掛け、その途中で事故(恐らく鳥による補食)に遭ったのではないかと思ったからです。
下の写真は、隅を伝って地主群蜂球に近づく 無王群
下の写真は、地主群蜂球に迫る 無王群
昨晩は、何も手を出さずに、自然に合同してくれることを願いました。 … 但し現実は厳しく、遠慮がちなちびっ娘達は少数で野営して、今朝は寒冷麻痺状態でした。 ⇒ 勿論彼女たちは温めて全員蘇生しました。
なかなか合同が進まないため、やむなく希釈した日本酒をスプレーしました。(自分にもかけたかったです~) … その後様子を観ていましたが、激しいバトルは無かったものの、10m先の元巣群でバトル連発。 沢山の犠牲が出ました。
そして 合同されたN5群の蜂数は、その前と比べて余り変わらないか、むしろ少し減ってしまった感じさえあります。 … 新女王様の事故は、単なる女王の死だけではなく、群の全ての蜂の命が脅かされる/失われる悲惨な出来事だということを 痛感しました。
残ったちびっ娘達を全力でサポートします。