前回の日誌で紹介させていただいた うち(自宅&親戚)の新規群4群ですが、順調な3群については、簀の子上に与えた盛上げ巣の巣脾片に貯蜜をしています。
今年は横着をして 分蜂できそうな群の盛上げ巣をそのままにしてしまい、分蜂期を迎えて 当然貯蜜は消費され、ほぼ空になりました。 … そこでこの空の盛上げ巣の巣脾片を新規営巣群の巣箱にセットしました。 狙いは ➊ほぼ未使用の巣脾(蜜蝋)は効率的に新巣の巣脾形成に利用でき、スムシも付きにくいこと、及び ➋分蜂群にとっては出身の元巣で訪れたことがあろう盛上げ巣の匂いが、ちびっ娘達の安心→定着につながるのでは? と思った次第です。
狙いや仮説がことごとく覆されるのが“ニホンミツバチさん”です❕ … 今回も“エッ”と思わせてくれました。
何とか居ついてくれているので、➋はOKだったかもしれませんが、➊は“?”で、表層は少しかじられているように思えますが、すぐに踏み止まって 低糖度ハチミツの貯蔵に使っていました。 … これも 『なるほど合理的❕』と思わせてくれる 彼女たちの振る舞いです。
下の写真は、最も貯蜜充填率の高いA2群の簀の子上の写真です。 しっかり花粉巣房も造られています。
貯蜜はほぼ満杯状態となっていて、今後は彼女たち自身で 盛上げ巣を形成していくだろうと思います。
今後も 今回のことを踏まえ、新規群巣箱だけでなく待受け巣箱にも 『盛上げ巣の巣脾片』 あるいは 『消滅群の本巣下端片』を簀の子上にセットすることをスタンダード化します。